当面、国内における両社の体制は現状維持
Pro Toolsを出すDigidesignの一部門としてM-Audioが組み込まれることになった |
逆にM-Audio製品が現行のオープンプラットフォームをやめて、ProToolsソフトウェア専用のプラットフォームに切り替えるという、いかにもありそうなシナリオも嘘のようです。将来的にProToolsソフトウェアに対応したハードウェアを開発することは否定できませんが、オープンプラットフォームの体制は今後も変わらないとのことです。
一方、会社の体制についてですが、これについてはまだハッキリしていないとのこと。そもそも米国本社側も買収が完了したのではなく、買収することに基本合意がされたという段階であるため、詳しいことはこれから詰めていくというのが実情のようです。国内の動きについても、それぞれの日本法人での話し合いはまだ進んでいない模様ですが、どちらにしても、吸収合併という形ではなく、当面別法人として動くようです。日本のAvidは東京・赤坂に、M-Audioは名古屋に会社がありますが、その状況はそのまま続くようです。
こうしたことを考えれば、当然ブランド切り替えというようなことはありませんし、品不足になるといったこともないでしょう。結果的にみれば、一般ユーザーにとってすぐに大きな変化はなさそう、ということです。