SteinbergがPinnacleに買収されたり、EmagicがAppleに買収されるなど、かなりドラスティックの業界再編が続いているDTM・デジタルレコーディング業界に、また大きな買収劇が起こりました。そう、DigidesignがM-Audioを買収したのです。どうなるAvidのM-Audio買収M-Audioが出したAvidがM-Audioを買収したプレスリリースの日本語訳まあ、正確にはDigidesignは業界再編劇の第一幕として、ビデオノンリニア編集機器メーカーであるAvid Technologyに買収され、そのオーディオ部門として存在しているため、会社としてはAvidがM-Audioを買収することの基本合意がされたのです。結果としてDigidesignの中の1つのビジネスユニットとしてM-Audioが組み込まれることになったのですが、これは具体的にはどうなることを意味しているのでしょうか? また日本のDigidesign、M-Audioユーザーにとってどんな変化が起こるのでしょうか?いろいろある憶測、噂は本当か?AvidがDigidesinの中にM-Audioを入れる形で買収することに基本合意したのは8月13日。ちょっと予想外の展開でもあったため、いろいろな憶測、噂などが流れ出しました。たとえば・現在のM-Audio製品のブランド名はすべてDigidesinに変わるらしい・Pro ToolsソフトウェアはM-Audio製品を全面サポートするらしい・M-Audioはオープンプラットフォームをやめ、ProTools専用のクローズプラットフォームにするらしい・日本のM-AudioはAvidに吸収合併されるらしい・ブランド切り替えの準備で店頭流通がしばらくなくなりそうなどなど。ただ、こうした噂は根も葉もないことが多いし、ネットの掲示板なども嘘の情報が多いため、実際に日本はどうなるのかということを中心に、その当事者に聞いてみました。123次のページへ