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【業界動向】 ケイタイ用の音源規格GML登場

MIDIの世界で、いまもっとも勢いがあるのが、携帯電話の着メロでしょう。3和音が主流だった時代から、いまや16和音やそれ以上が標準となり、そのサウンドも一般のDTM音源にかなり近いところまでやってきました。その携帯電話用の標準の音源仕様としてGMLというものが定められ、音楽電子事業協会(AMEI)から発表されました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

電子音楽事業協会(AMEI)から「携帯端末の音源規格を標準化するシステム」として「General MIDI Lite」(GML)というものが公開されました。

AMEIでは99年11月より、General MIDI(GM)をベースに、移動情報通信端末と親和性の高い音源システムの標準化が検討されてきたとのことですが、5月30日に、それまとまり、GMLとして公開されたのです。このGMLについてはAMEIは、海外のMIDI規格団体であるMMA(MIDI Manufacturers Association)とも標準システムとすることで2月に合意されていることから、世界的な規格になっています。

このGMLは名称的に見ると、GMのライト版という感じではあるものの、従来の音源規格とはやや意味合いが違うようなのです。というのは、GMLでは

   ●音源のハード的な取り決め

だけでなく、

   ●コンテンツ制作のガイドライン
   ●プレイヤー・ガイドライン

というものも制定され、トータルな規格となっているのです。
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