2/2 全米ナンバーワン4大恐怖映画対決 [映画] All About

スリルは人生のスパイスと思っているあなたのための
MAXな恐怖が持続する謎解きと挑戦『ソウ３』

恐怖は進化してさらに衝撃度を増しています。新感覚ソリッドシチュエーションホラーという新ジャンルを開拓した『ソウ』シリーズが帰ってきました。

この映画の特徴は、場面から立ち上るザラザラした恐怖の肌触りが、映画の始めから終わりまで続くということ。色調、場面描写、音楽、全てが恐怖を最大限に描写します。フラッシュバック、映像の角度等、他にない恐怖のレベルではないでしょうか？

同時に謎と巧妙な罠の仕掛けも毎回意匠を凝らしています。驚きの最後が準備されていて、好きな人にはたまらない作品が、また誕生しました。

今回も、ジグソウが登場し、全2作の驚きの背景も明らかになります。続編が生まれるたびに作品世界が装置として大掛かりになる不思議があります。

今回の監督も『ソウ2』を担当したダーレン・リン・バウズマン。出演者は、ジグソウにトビン・ベル、アマンダにショウニー・スミス、『クラッシュ』に出演したバハール・スーメキも女医役で登場します。
　
恐怖度　　★★★★★
罠の巧妙度★★★★

『ソウ３』
１1月18日(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ﾛｰﾄﾞｼｮｰ
宣伝：ファントム・フィルム　　　　配給：アスミック・エース

見慣れた世界を違う視点から眺めたいあなたのための
恐怖のチェーンソーの原点『テキサス・チェーンソービギニング』

11月11月（土）渋谷東急ほか全国にて失神寸前ロードショー
(C) MMVI New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.

またあの家に戻ってきてしまいました。いまや、『風とともに去りぬ』の屋敷ばりに存在感を持っているあの家です。

今回は、『悪魔のいけにえ』を新感覚ホラーとして現代に蘇らせた03年の『テキサス・チェーンソー』の続編です。恐怖も血の量も格段にアップ。画面から立ち上る連続した恐怖は『ソウ3』以上のレベルといってもいいかもしれません。

続けざまに恐怖の描写を見続けているうちに、あの家族の側から考えていたりするから恐ろしい。普段と反対の反社会の世界があるとすれば、そちらの側の視点を持っても不思議ではないわけです。あの家族から見れば、残酷な殺人鬼レザーフェイスは、悪いやつではなく、頼りになるやつです。

ビギニング（レザーフェイスの誕生）に潜む、一種の罠か仕掛け。それを発見できるかもしれません。

ベトナム戦争に出征しなければならない兄弟とそのガールフレンドが惨劇の家に迷い込み、そこで直面する恐怖の物語出演は、『姉のいた夏いない夏』『ワイルド・スピード』のジョーダナ・ブリュースター。

陰惨度★★★★★
レザーフェイスへの共感度★

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