カナダ/カナダ基本情報

カナダの季節(気候・気温)・祝日・イベント

四季それぞれのカナダの気候の説明と、それぞれの時期に合わせた見どころ、イベントや年中行事、お店などの営業時間に関わる祝祭日の情報をまとめました。季節ごとのカナダの魅力を分かりやすく解説します!

執筆者:下村 猛

旅立つ前に知っておきたい、カナダの一年

どの季節でもアクティブに楽しめるカナダundefined写真提供:カナダ観光局

どの季節でもアクティブに楽しめるカナダ 写真提供:Canadian Tourism Commission

冬のイメージが強いカナダは、一年中寒い国と思われがち……。確かに、バンクーバーなどの一部の地域を除けば、冬の寒さには厳しいものがあり、氷点下30度以下になるところもあります。 しかし、夏は夏でそれなりに暑くなり、冬が寒い分、カナダの人々はアクティブに夏を楽しんでいるよう。寒い冬にはそれなりの楽しみ方があり、1988年のカルガリー、2010年のバンクーバー冬季五輪といったようにウィンタースポーツも盛ん。凍てつく寒さの中、夜空を眺めてオーロラを見られるのも、冬のカナダならではの体験です(実は、オーロラは夏でも見えるのですが……この説明は後ほど)! しかも、春は花が咲き、秋は紅葉するという日本に近い四季があるのも、カナダの季節の特徴といえます。

この記事では、こうしたカナダの気候を四季に分けて説明し、それぞれの季節の見どころやイベント、そして、お店の営業時間が変わってしまうような主な祝祭日についても説明します。

カナダの春の気候

桜はきれいだが、季節的に少し早めundefined写真提供:バンデューセン植物園

桜はきれいだが、季節的には少し早め 写真提供:バンデューセン植物園

最も春を感じられるのがバンクーバービクトリアなどの西海岸。3月には気温が低いながらも梅や桜が咲き始めます。ただし、気温は10度以下の日が多く、町行く人々は冬の装い。逆に桜が散ってしまう4月以降が本格的な春の到来。

トロントナイアガラなどの東部でも4月中旬から下旬にかけて気温も上がり始めます。公園やガーデンでも花が咲き始め、春を感じられるようになります。

ロッキーでは春を感じられず、冬からいきなり夏になってしまうような感じ。5月中旬までは雪が降ることも珍しくなく、夜に雪が降って昼には20度を超えるなど、気温差が20度以上に達することも。半袖をベースに重ね着するような服装がおすすめ。

春の見どころ

満開のキバナフジundefined写真提供:バンデューセン植物園

満開のキバナフジ 写真提供:バンデューセン植物園

カナダの春は花の咲く町歩きやガーデンめぐりがおすすめ。西海岸のバンクーバービクトリアでは3月の桜よりも4月中旬以降の桜以外の「お花見」がベスト。バンクーバーのクイーンエリザベス公園やバンデューセン植物園、ビクトリアのブッチャートガーデンなど、お花見には事欠かないスポットがたくさんあり、チューリップ、ツツジ、水仙などが見られます。特に5月に入ってから見られるバンデューセン植物園のキバナフジの美しさは秀逸。 東部のトロントナイアガラでも、5月には公園やガーデンで花が咲き始め、オタワではチューリップのお祭りもあり、春らしい雰囲気を味わえます。

春のイベント・祝日

チューリップに溢れるオタワの町。

チューリップに溢れるオタワの町 写真提供:Tourism Ontario

<春のイベント>
チューリップフェスティバル
期間:5月中旬の18日間 場所:オタワ
300万株ものチューリップが町全域で咲き乱れます。他にも世界遺産リドー運河でのボートパレードやコンサートなど、数多くのイベントが開催。

<春の祝日>
■イースター(復活祭)の大型連休(Easter/3月から4月)
復活祭はイエスキリストの復活を祝う日で、春分の日以降の最初の満月の次の日曜日とされており、翌日の月曜日を祝日としています。また、復活祭直前の金曜日もグッドフライデーと呼ばれる祝日で、合計4連休に。日本のゴールデンウィーク的な春の大型連休なので、国内線フライトやフェリーなどが混み合い、お店も休業になったり、営業時間が短縮されたりするので要注意。
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