カナダの冬の風物詩。オーロラを見よう!

夜空を彩る神秘の光、オーロラundefined写真提供:オーロラビレッジ

夜空を彩る神秘の光、オーロラ 写真提供:オーロラビレッジ

寒い寒~いカナダの冬。そんなカナダの冬空で輝く神秘の光がオーロラ。ゆらゆらとカーテン状にきらめくオーロラは、文章では言い尽くせないほどの美しさを秘めています。日本で、オーロラと言うと北欧を連想しがちですが、オーロラ観賞ツアーは今やカナダの冬の定番ツアーと言っても過言でないほど人気のツアーなのです。

この記事では、そんなオーロラを見るためのシーズン、観賞場所とアクセス、寒さ対策などなど、行く前に知っておくべき数々の情報をまとめました。

オーロラとは? オーロラを観賞するための必要な条件

「寒いのは嫌だ」という人には夏のオーロラ観賞がおススメundefined(C) オーロラビレッジ

「寒いのは嫌だ」という人には夏のオーロラ観賞がおススメ (C) オーロラビレッジ

オーロラというと、北極に近いような高緯度の場所で、凍えるような寒い冬の夜を彩る……なーんてイメージが強いのではないでしょうか? 実はオーロラと季節は全く関係ありません。そもそもオーロラとは太陽から飛んできたプラズマ粒子が地球の磁場に引かれ、これが大気とぶつかって、発光しているものなのです。なので、オーロラが出る確率は、寒さなどの天候に依存しているのではなく、太陽活動の大小に依存しています。実際、夏のオーロラ観賞もあるんですよ!(カナダで夏のオーロラ観賞の記事参照)

ということで、以下、オーロラを観賞するための条件をまとめました。

■1、オーロラオーバル直下の場所
地球には極点から少しずれた場所に磁極と呼ばれる磁場の極点があります。この磁極を中心にぐるりとドーナツ状に拡がるのがオーロラオーバルと呼ばれるエリア。このオーバル直下の場所では、オーロラを見られる頻度が高くなります。北米大陸では北緯60度前後がオーロラオーバル直下の場所になります。

■2、晴天率
オーロラは地表から最も近い場所でも高度100kmの空に出ます。国際線の飛行機が高度1万メートルを飛びますので、雲の出る高度などとは比べ物にならないほど空高い場所に出ていることが分かりますね。ですから、オーロラ観賞は天候が崩れるとアウト。天候が安定していることも大切な条件です。

■3、広い場所
オーロラは別名ノーザンライト(=北の光)とも呼ばれ、北側の空に出ることが多いのですが、これはオーロラオーバルよりも南にある地域での話。オーロラオーバル直下だと、空のどの場所に出るか分かりません。天体観測と同じで、視界を遮るものが少ない開けた場所がオーロラ観賞に適していると言えます。

■4、暗さ
当たり前ですが、オーロラは暗くないと見えません。極端な話、オーロラは昼間でも出ていることがありますが、明るくて見えないのです。

これらの条件を完璧に満たした場所がノースウェスト準州のイエローナイフ。オーロラ観賞地として最もよく知られていて、日本からカナダのオーロラツアーといえば、大半がイエローナイフに滞在するものです。次に続くのが、ユーコン準州のホワイトホース。イエローナイフにはない、オーロラを見られるロッジがあったり、イエローナイフとは違った観賞が楽しめます。それぞれのオーロラ観賞地について別記事でまとめています。また、フライトが多く、アクセスしやすいアルバータ州北部のフォートマクマレーでもオーロラ観賞ツアーが催行されています。詳しくは下記リンクより、それぞれのページをチェック!

■イエローナイフのオーロラ
オーロラと言えばここ!イエローナイフのオーロラ観賞
■ホワイトホースのオーロラ
ホテルから見えるオーロラ!ホワイトホースのオーロラ
■フォートマクマレーのオーロラ
コスパ重視!フォートマクマレーのオーロラ/カナダ
■夏のオーロラ
カナダで夏のオーロラ観賞


オーロラ観賞の注意点

レンタル防寒具は日中のアクティビティーも欠かせないアイテム (C) ベックスケンネル

レンタル防寒具は日中のアクティビティーも欠かせないアイテム。犬ぞりなどのアクティビティーでは着用が義務付けられている場合もあり (C) ベックスケンネル

冬のオーロラツアーが寒いのは言うまでもありません。気温は零下30度を下回ることも珍しくありません。ただし、現地で極地専用レンタル防寒具を使えば、日本の冬の装いでOK。スキーウェアなどでは現地の寒さに全く歯が立ちませんし、日中のまち歩きでも重宝するので、レンタルがおススメです。

夏のオーロラでも朝晩はかなり気温が下がります。夏は専用のレンタル防寒具がありませんので、服装に注意が必要です。9月ともなれば、最低気温がマイナスになることもあるので、日本の9月の感覚ではなく、初冬の気候と考えた方が良いでしょう。

イエローナイフ、ホワイトホースともに、日本に比べると湿度が低いため、かなり乾燥しているように感じます。保湿クリームなどの乾燥対策は必須! また冬場は雪が積もるので照り返しが強く、紫外線を強く感じると思います。天気の良い日はサングラスが必需品!……なのですが、フレームは金属ではなく、プラスティックのものがおすすめ。めがねも同様ですが、金属だと冬場は外気により凍傷になる危険があります。ちなみにコンタクトレンズは、やや乾燥が気になることもありますが、使用上、特に問題はありません。

最後に、美しいオーロラを目にすれば当然写真を撮りたくなるもの。きれいにとるためにはカメラをきちんと固定しなくてはならないので、三脚も必要です。三脚がないとどうしても手振れを起こしてしまうので、思ったような写真が撮れません。荷物は増えますが、自分できれいな写真が撮りたい!という人には必須のアイテムですね。
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