ピラミッドへの道
メイドゥームにある崩れピラミッド。こちらもスネフェル王による建造 ©牧哲雄
拠点はエジプトの首都カイロ。直行便はエジプト航空が運行しており、約14時間。直行便以外にも航空便は豊富で、シンガポールやドバイ、ロンドンやパリ、ローマなどの各都市を経由する格安航空券が7万円前後からある。ツアーは6泊7日15万円前後から。カイロ周辺だけを回るものから、ルクソールを加えたもの、経由地のツアーも含めたものなどバリエーションは豊富だ。
■周辺の世界遺産
世界遺産ファンならば、王家の谷やルクソール神殿・カルナック神殿を含むルクソールの「古代都市テーベとその墓地遺跡」や、世界遺産活動のきっかけとなった「アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」はぜひとも訪れたい。そうすれば、多くのツアーに含まれている「カイロ歴史地区」も含めて一気に4つの世界遺産を訪ねることができる。こうなると10泊11日20万円からが相場。
■現地ツアーについて
現地での移動は、ツアーが基本だ。バスやタクシーでも回れるが、トラブルも報告されている。特にサッカーラやダハシュールへは、バスを乗り継いだりタクシーをチャーターする必要があるので面倒。現地ツアーは30~100ドルとピンキリ。ホテルやツアー会社に問い合わせてみよう。
■オススメのホテル
ひとつだけ憧れのホテルを紹介しよう。ピラミッドが望める唯一の高級ホテル、メリディアン・ピラミッズ。プールで泳ぎながら、あるいはレストランでワインを飲みながらライトアップされたピラミッドを眺めるなんていう贅沢はいかが? シングル~トリプルで150~350ドル。
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■LE MERIDIEN PYRAMIDS(メリディアン・ピラミッズ)
住所:Alexandria Desert Road P.O Box 25, Giza, Egypt
TEL:+20-2-383-0383
ピラミッドのベストシーズン
カフラー王のピラミッド。三大ピラミッドは、もともとこの最上部に見られるような石灰岩によって覆われていて、太陽や月の光を浴びて輝いていたという ©牧哲雄
世界遺産基本データ&リンク
ギザの三大ピラミッド。ギザでは夜、音と光のショーをやっているのでぜひ見よう。週一度日本語による解説もある ©牧哲雄
登録名称:メンフィスとその墓地遺跡 - ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯
Memphis and its Necropolis - the Pyramid Fields from Giza to Dahshur
国名:エジプト・アラブ共和国
登録年と登録基準:1979年、文化遺産(i)(iii)(iv)
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