世界遺産/ヨーロッパの世界遺産

ライン渓谷中流上部/ドイツ(5ページ目)

優雅に流れるライン川両岸には数々の古城と美しいブドウ畑。白ワインを飲みながら川を下れば聞こえてくるのはローレライの歌。今回はロマンティック・ラインで知られる世界遺産「ライン渓谷中流上部」をご紹介!

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

ロマンティック・ラインへの道

クルーズ船からネコ城を見上げる。船の階下にはレストランがあり、ドイツ料理やワインを楽しむことができる

クルーズ船からネコ城を見上げる。船の階下にはレストランがあり、ドイツ料理やワインを楽しむことができる

■エア&ツアー情報
ロマンティック・ラインの玄関口はドイツのフランクフルト。東京、名古屋、大阪から直行便が出ているほか、ヨーロッパやアジア諸都市を経由する多種多様な便がある。格安航空券で10万円前後から。

フランクフルトからマインツ、リューデスハイムへは地下鉄等で移動でき、30~40分以内。電車でフランクフルトからコブレンツに行くこともできる。特に空港からはマインツ、リューデスハイムが近いので、空路フランクフルトに入る場合は到着後、すぐにいずれかの街に入ってしまうのが便利。

ツアーは5日間15万円前後から。フランクフルト周辺は観光名所が数多くあり、ヴュルツブルクからフュッセンまでのロマンティック街道や、マンハイムからチェコのプラハまでの古城街道、ケルン大聖堂など、ルートは多彩だ。

ロマンティック・ラインのベストシーズン

KDラインのクルーズ船とすれ違う。背後の城はシュタールエック城

KDラインのクルーズ船とすれ違う。背後の城はシュタールエック城

フランクフルトの夏の平均最高気温は25度、冬の平均最低気温は-2度前後。夏も冬も東京よりも5度ほど寒い計算だ。降水量は少なく、1年を通して東京の冬並み。

オススメのシーズンは暖かい6~10月。春はシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)、秋はワインの収穫祭のシーズンで新酒が楽しめる。冬になると船の便数が減るので注意。

世界遺産基本データ&リンク

一面のブドウ畑。この辺りは「ラインガウ」と呼ばれ、リースリング種のブドウの名産地として世界的に知られている

一面のブドウ畑。この辺りは「ラインガウ」と呼ばれ、リースリング種のブドウの名産地として世界的に知られている

【世界遺産基本データ】
登録名称:ライン渓谷中流上部
Upper Middle Rhine Valley
国名:ドイツ連邦共和国
登録年と登録基準:2002年、文化遺産(ii)(iv)(v)

【関連サイト】
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