実にわかりやすい商品表記
「砂漠ラクダ ノート」、「北国シロクマ ノート」、「南国カンガルー ノート」と、ノートとしてはかなりユニークなネーミング。 |
3つのカテゴリーとは「砂漠ラクダ ノート」、「北国シロクマ ノート」、「南国カンガルー ノート」というノートとはほど遠いネーミング。
それぞれの表紙コーナーには、動物のアイコンのエンボスがある。 |
しかし、目をつぶれば、それぞれの光景が今にも浮かん出来そうなネーミングだ。この一風変わったネーミング、実はそれぞれの商品をよく言い表している。
例えば、「砂漠ラクダ ノート」は中の紙がクラフト紙を使っている。これはラクダ色の紙面を表しながら、無限に広がる砂漠をイメージしたもの。
「砂漠ラクダ ノート」はクラフト紙。 |
そして、「北国シロクマ ノート」は雪で覆われた原野を真っ白なMD用紙で表現。
ホワイトのMD用紙を綴じた「北国シロクマ ノート」 |
中でもユニークなのは「南国カンガルー ノート」。使われているのはクリームのMD用紙。確かにクリーム色の紙ということでカンガルーっぽい。しかし、それだけではなかった。全てのページがポケット仕様になっているのだ。カンガルーといえば袋である。その袋(ポケット)をイメージしたネーミングとなっている。
なるほどカンガルーはポケットノートになっている。 |
サイズのバリエーションは、A5スリム、A6スリム、そしてB7、B6。Aは縦スタイル、 Bは横スタイルで帯が付けられている。しかし、特にこれにこだわることはなく、縦、横どっちで使ってもいい。
表紙に特にデザインがあるわけでもないので、自分の好みに合わせた向きで使うことができる。
ノートとしては比較的小さなサイズバリエーション。一番大きくてA5スリム。その他大きい順に、B6、A6、B7。 |
中の紙にあわせリングの色も銅色、金色、銀色と違う。 |
リングノートというと背表紙に書き込みが出来ないものだが、これは背の上に、わずかにスペースが設けられているので、ナンバリングや年号くらいならば書き込める。 |
今回、中紙として新たに加わったクラフト紙。これはデザインフィル社によるオリジナルの紙である。ちゃんと名前も付けられており、「DW用紙」(デザインフィル ライティング用紙)と言う。
紙面に指を滑らせると、ざらざらというよりはサラサラという指触りがある。ちなみに、裏面はよりザラザラ感が強く、表裏違うし紙質になっているようだ。
この紙に万年筆で書いてみた。
さすがにMD用紙のような滑らかさとまではいかない。程よいザラ付き感のある書き心地。といっても、不快さはなく、手応えのある紙という感じだ。
各メーカーのブルーインクで試してみたが、さすがにデザインフィル、どれもにじみそして裏抜けも見られなかった。
クラフト紙と万年筆との相性もなかなか。 |
いつものブルーインクが白やクリームで書いた時とは違う色合いに見えて、これはこれで楽しい。