ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

隣の文具活用術 学校の先生編(5ページ目)

今回の「隣の文具活用術」は学校の先生。勉強を教える先生は、一体どのような文具を使い、そして活用されているのでしょうか。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


ガイド:
ノーブルノート、ニーモシネノートもありますがこちらはどんなふうに使っていますか?

ノート
授業用のノートの他にこの2冊を使用。


稲垣さん:
ノーブルノート(A5)は、その日の作業内容を書いています。いわゆる日誌のようなものですね。自分が今日1日どんな仕事をしてきたかを書きとめることで仕事がはかどり具合のチェックにもなります。書く事がないときというのは、すごくへこみますね。一体私は今日1日何をしていたんだろうかと。

もう一つのニーモシネ(A5)の方は、いろいろなアイディア出しに使っています。例えば学期中の自分の目標や生徒みんなに達成してもらいたい目標等です。またこのニーモシネでは、何か考えを深めたりするときのマインドマップを書く際にも使っています。マインドマップの良い点は全体像を掴みつつ、それでいてもれなく書き出せる点です。
マインドマップ
試験問題を作るときに書いたというマインドマップ。

例えば、試験問題を作るときにもマインドマップは有効です。いろいろと項目出しをして出題範囲をもれなくカバーしているかをあとでチェックする時にとても役立ちます。

ガイド:
ノーブルノートそして、ニーモシネノートには万年筆を使ってらっしゃるようですね。
ノーブルノート
日誌を書くときは、今お気に入りの万年筆、パイロット カスタム743ウェーバリーを使う。


稲垣さん:
最近万年筆に目覚めています。今愛用しているのがパイロット キャップデシモ(メタリック)と同じくパイロット カスタム743ウェーバリーです。

万年筆で書くという機会を作りたくて、毎日の日誌やマインドマップは万年筆で書いています。

頭の中で考えを深めてそれを文字にするという時にはサラサラと気持ちよく書ける万年筆は、とても最適な筆記具だと思います。

ガイド:
ペンのお話が出たところでちょっとお聞きしたいのですが、先生というと、テストの採点で使う採点ペンというのがありますよね。稲垣さんはどんなものを使っていますか?

稲垣さん:
今よく使っているのはラミーサファリの万年筆です。これにパイロットも「色彩雫」の「ツツジ」を入れて使っています。普通の赤よりやや深みがある色です。採点ペンはあまり一般的なものを使ってはいけないと思っています。何故かというと、改ざんしやすくなってしまうからです。そういう意味でもちょっと変わったインクを使うというのは重要です。しかしながらテストに使う紙は決して良い紙質ではありませんので、書き味がいいとは言えませんけどね。

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