第1位 セーラー万年筆 ヴェスターレ
セーラー万年筆 ヴェスターレ 136,500円
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万年筆一本をまるごとレザーで包み込んだというもの。これはセーラー万年筆と上質かつ独創的な革製品を作り続けているTAKUYAのコラボレーションによって生まれたものだ。
全身革をまとった万年筆。クリップのないシンプルフォルム
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商品名の「ヴェスターレ」はイタリア語の「ヴェスティート」と「アエレ」を組み合わせた造語で、「服を身にまとう」という意味がある。今回のものは、まさに革という服をまとったということになる。
使用しているレザーは、イタリア トスカーナ産の牛革ミネルバ・リスシオ。縫製には、革の色にあわせたシルクの糸を用いている。そもそも万年筆は円柱型ではなく、両端がややしぼんでいる独特な形状をしている。これにあわせて革を巻き縫い合わせるのは至難の業。それゆえ1ヶ月に30本しか作れないという。
左/キャップの内側を見ると、プラスチックボディの周りにすき間なく革がビシッと巻かれているのがわかる。 右/両端の革にはトスカーナ産ブッテーロを使っている。そのつなぎ目はほとんどわからない。 |
ベースとなる万年筆は、プロフェッショナルギアのレギュラーサイズ。
筆記時は、キャップを尻軸には差さない。差せないこともないが、そうしてしまうと、せっかくの革ボディにキャップの跡がついてしまうからだ。キャップを閉めると、ペン先とボディの縫い目がピタリと合うようにデザインされている。一般にこうしたステッチをあまり目立たせることはないが、今回のペンではアクセントになっている。
左/セーラー万年筆とTAKUYAのダブルネームロゴが刻印されている。 右/ペン先は21金の24金メッキ仕上げ。字幅は中細のみ。 |
書き込むほどに万年筆のペン先が自分好みになり、それにあわせてボディの革も味がでてくる。末永く使いたくなる万年筆だ。
ステッチとペン先が上を向くようになっている。
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