クラシカルなデザインを現代に蘇らせた
セーラー万年筆 プロシック 31,500円
10月中旬から出荷開始
10月中旬から出荷開始
もう一本の新作は、新作でありながらどことなく懐かしさを漂わせた印象がある。「プロシック」というこの万年筆はプロフィットシリーズの第3弾に位置づけられる。プロフィットシリーズと言えば、ペンの両端が緩やかな山状になっているスタイルが特徴。しかし、今回のプロシックでは、その部分がスパッと平らになっている。その点だけで言えば、プロフェッショナルギアのようだが、ボディラインはスラッとストレートになっており、そのどちらとも違う独特なフォルムに仕上がっている。このストレートラインのボディによるせいだろうか、プロフィット21よりも全長にして数ミリ短いのだが、このプロシックの方が大きく見える。
直線的なボディデザインのせいか、大きめな印象。
ボディには「光線彫り」と呼ばれる真っ直ぐな彫りで埋め尽くされている。真鍮ボディは、ニッケルクロムメッキで仕上げられており、その表面には光線彫りと呼ばれる細かな無数の溝がストレートに刻み込まれている。光を敏感に反射して、キラキラと輝くさまが美しい。
筆記するときにキャップを尻軸にかぶせやすいように尻軸のブラックの部分が一段スリムになっている。筆記中もキャップのガタツキなどを気にすることはないだろう。
ペン先は、セーラー万年筆にしては珍しい14金の24金メッキ仕上げ。カタログには、「強さと弾力を有する14金」とあった。残念ながら試し書きはできなかったが、ボールペンで日頃強めの筆圧で書いている方々にもきっと使いやすいのではないかと思われる。
筆記するときにキャップを尻軸にかぶせやすいように尻軸のブラックの部分が一段スリムになっている。筆記中もキャップのガタツキなどを気にすることはないだろう。
ペントップにはブラックで引き締まった印象に | 吸入式を思わせる尻軸だが、残念ながら両用式。 |
ペン先は、セーラー万年筆にしては珍しい14金の24金メッキ仕上げ。カタログには、「強さと弾力を有する14金」とあった。残念ながら試し書きはできなかったが、ボールペンで日頃強めの筆圧で書いている方々にもきっと使いやすいのではないかと思われる。
セーラー万年筆では珍しく、本格万年筆なのに14金ペン先をあえて採用。F(細字)、M(中字)、B(太字)。
還暦万年筆 KAN、プロシックともに今年の10月中旬から出荷開始だと言う。
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