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底力を感じるREGALの純正リペア 後篇(4ページ目)

前回で事実上パーツ状態になってしまった、要オールソール交換のREGALの靴。今回はここからどう蘇るのかをレポートします。意外と知られていないこのメーカーの純正リペアの隠れた実力、今回も堂々ご披露!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

期待を遥かに超えた仕上がり!

完成!
見事なほどピッカピカになって、無事手元に帰ってきました。修理前より靴としての立体感が明らかに向上しています。これからも大切に履こうっと!


様々な工程を経て、遂に修理から無事帰還してまいりました。このページの各写真をご覧いただければお解りのとおり、靴の下半分は見事に再生され、リザードの絶妙な光沢も修理前より明らかに増しています。ヒールは釘付きが廃盤になったので釘無し仕様になってしまったけれど、こちらの方が大理石の床とかでツルっと滑るリスクは格段に減るし、アウトソール自体の質感や色合いは昔そのもの。ポロのレーベルの新品は、通常のリーガルに比べ茶色が微妙に濃かったのです。

こんな細かい所までレストアしてくれるなんて、掛け値無しに嬉しい…… 早速足を入れてみると、僅かにトップライン(履き口の線)が下がった感こそありますが、インソールまで交換しているせいか、ハッキリ言って履き心地は新品同様です。いや、手作業で釣り込んだ効果で、それよりフィット感・足への密着度が立体的に向上したような気もしますし、これなら間違いなく再び楽しく履くことが可能です。

因みに今回の修理でかかった費用は、アウトソール交換とインソール交換でしめて1万五千円強。ここまで丁寧に修理してくれてこの価格は、正直安いです。極めて大掛かりな内容の割に、納期は通常で一ヶ月半前後(土日祝日を含む)ですので、楽しく待つには丁度良い長さだと思いました。もちろんリーガルの純正リペアでは、インソールを交換しないでのオールソール交換も可能ですし、この場合の納期はもう少し短くなり通常で一ヶ月前後(土日祝日を含む)とのこと。ヒールの交換(これのみでしたら二週間前後で可能です)やかかと部のライニング補修、それに中敷きの交換などにも難なく対応してくれます。

いかがでしたでしょうか? 今、読者の皆さんがお家の中で眠らせている「ちょっと壊れた」リーガルの靴、実はまだまだ履けるかも知れませんよ。諦めずにこのように再生させて、どうかもう一度表舞台に立たせてあげて下さい!



■お問合せ先
株式会社リーガルコーポレーション お客様相談窓口
TEL:0120-012-110
対応時間:平日9:00~17:00(土曜日曜祝祭日を除く)

アウトソール&ヒール
ご覧のとおりソールもスッピンです。端部のへしあがりももちろん完璧に直っています。ヒールは釘付きのものが廃盤になったので釘無し仕様ですが、こちらの方が滑りません!



交換したパーツ
今回のリーガル純正リペアで交換したパーツ一覧です。上からウェルト、アウトソール、中敷き、ヒール、そしてインソール。ここまで替えて修理代金1万五千円強は、安い!

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