男のみだしなみは足元から
海外では「男のセンスのよさを判断するには足元を見ろ!」と言われます。「足元なんて目につかないし、あまり気を配らなくてもいい場所じゃないの?」なんて思う人がいるかもしれません。でも、このフレーズの真意は、目につかない場所に気を遣う男性ほど身だしなみのよくできたお洒落な人だということなのです。確かに、スーツやシャツにはこだわるのに、靴や靴下はどうでもいいと言う男性はたくさんいます。それとは逆に、靴や靴下にはこだわるけど、スーツにこだわらないという人はあまりいませんね。
ところで、足元と言えば、靴と靴下、そしてトラウザーのコンビネーションということになります。この3つのコンビネーションをうまく整えればよいのですが、それが難しいと思っている男性は多いようです。中でも、それぞれの色の組み合わせ。誰も持っているビジネスシューズの色は、黒かブラウン系だと思います。そして、スーツのトラウザーの色はネイビー、ブラック、グレー、ブラウンでしょう。
しかし、靴下となると、色の数は白、黒に始まり、本当に様々です。そこで今回は、間違いのない足元をつくる靴とパンツ、そして靴下のカラーコーディネートを解説しましょう。
靴とトラウザーの色
グレーのトラウザーとブラウンの靴のコーディネートは上品で洗練された印象に。ストレートチップシューズ・ブラウン3万9900円(デザインワークス TEL:03-3562-8277)、茶色のソックス1575円(アバハウス TEL:03-5466-5700)、グレーのスラックス(ガイド私物) |
ガイドは、昔は黒い靴を好んで履いていましたが、最近はブラウン系の靴をよく選びます。若いときは黒のシャープなイメージが好みでしたが、年齢を重ねるうちにブラウンが持つソフトなイメージを取り入れたいと思うようになりました。
それぞれのコンビネーションの印象は次の通りです。
・黒やグレー、ネイビーのトラウザー×黒の靴
シャープで都会的なイメージになります。
・グレーやブラウンのトラウザー×茶色の靴
この組み合わせは、相性がよく、より洗練された上品さを醸し出すことができます。
次のページでは、足元をきれいに見せるコーディネートのコツをお教えします。
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