牛革インソールの手作り方法
牛革インソールを手作り! 作り方は?
コロンブスの牛革インソール 、マーブルフェルト、木工用ボンド、鋏、鉛筆などを用意。→コロンブスの牛革インソール、マーブルフェルト、木工用ボンド、鋏、鉛筆などを用意。 |
日本人=甲高というのが正しければ、たぶん少数派なんでしょうね・・・。
解決策として靴のタン(ベロ)の裏面にクッションでも貼り付ければいいのですが、全体的にコルクが沈んでしまった靴の場合はインソール(中敷)を入れます。
市販されているインソールはけっこう変なデザインのものが多く、ほんと困ります。
牛革というのがポイントで、お座敷に上がったりするとき(めったにないですけど)は靴を脱がなくてはなりません。
そのときの見栄えを考えると、どうしても革製になってしまいます。
牛革インソールの作り方1:靴型をとる
完成したオリジナルの牛革インソールを入れたところ。最初は白っぽいですが、経年変化でヌメ革の色が濃くなっていきます。 |
つまり型をとっているわけです。この用紙を取り出して、厚手の紙に型を写します。今度はそれを再び靴の中に入れて再チェックします。
その厚紙を型紙にして、よく切れる鋏で牛革インソールをカットします。
注意することはサインペンで描いた線の内側をカットすること。限りなく靴に合ったインソールができるというわけですね。
※今回はより汎用性を高めるために、付属のサイズ表示された型紙を使いました。
牛革インソールの作り方2:フェルトを貼る
牛革インソールの表面は市販のままですが、裏面に茶色のフェルトを貼りました。今回はより汎用性を高めるために、付属のサイズ表示された型紙を使いました。いろんな靴に使いまわししようと思ったわけです。 |
で、解決策として牛革インソールの裏面(ザラザラ面)にこれまた東急ハンズで買ったマーブルフェルトを貼り付けます。
このフェルトはポリエステル100%なので耐久性もあります。厚さは2mm。けっこう量があるのでちょっと高めですね。
牛革インソールに合わせて大きめにフェルトをカット。木工用ボンドを牛革インソールの裏面にグルグル塗って、フェルトと合体させます。
その後、より密着させるためにグランドセンチュリー和英辞典とフェイバリット和英辞典を上に乗せます。重ければどの辞書でもOKです。
しばらくしてから牛革インソールに沿ってフェルトを鋏でカットしていきます。
ほんの少しフェルトを大きくしたほうが、靴に入れたときにおさまりがいいようです。
これでもアッパーが余っている人は、牛革インソールの前部分のみフェルトを二重貼りにすると、もう少し厚みが出ます。
長所と短所
チャーチの古くなったソックの革を剥がすと、汚いフェルトが出てきました(笑)。 |
ハーフサイズにカットしてもいいのですが、カットすると段差ができてしまい、足の裏が不快ですよね。
カットした縁を薄く削っていく道具があればいいのですが・・・。
靴によっても違いますが、牛革インソールの厚みによって足入れ口の高さが浅くなってしまうことがあります。
古く汚い靴の場合は、ソック(ブランド名が刻印されている革)も取ってしまい、さらにその下にある古いフェルトも剥ぎ取ります。
鉄釘が出ている状態にしてから、牛革インソールを入れます。
靴内部で動くということはないのですが、微妙なフィット感といった繊細な感触は楽しめません。
あと、セコい小細工をしたという後ろめたさが常につきまといます(笑)。
古いフェルトを剥がすと鉄釘の頭が出てきました。けっこう錆びていますね~。この上にオリジナルの牛革インソールを敷くわけです。ボクの場合はソックがあまりにも汚かったので剥がしましたが、きれいなのはもったいないので剥がさないほうがいいかも。 |
数少ない長所は、靴が比較的に足にフィットするということ。クッション性がいいことです。
夏場ならオリジナル牛革インソールを取り出して、除菌スプレーを吹きかけたり、陰干しできることです。
今回が3作目で、最近はさらに牛革インソール+キャンバス地という薄いバージョンを作りました。こちらはまだ履いていないので紹介はしません。
実際に入れているのはパラブーツやトリッカーズのカントリー、古いチャーチです。
※とうぜん商品のお問い合わせ先はありません。自分で作ってもフィットしない場合は、ボクに苦情をいわないでくださいね。
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