■検証5「パーマをかけるといずれハゲる?」
検証結果→ホント
|
パーマは髪にダメージを与えるので要注意! |
パーマをかけるための薬剤が、頭皮に及ぼす影響を考えなくてはなりません。髪は弱アルカリ性であることから、アルカリ性の薬剤(パーマ液)を使うことによって髪内部まで薬剤を浸透させて、髪のカタチを加工するというのがパーマの仕組みです。弱酸性の頭皮に付着したパーマ液は、髪同様内部にも浸透していきます。その結果、炎症を引き起こすこともあるというわけです。健康な頭皮あっての豊かな髪ですから、頭皮の炎症は脱毛の原因となります。こうした弱点を克服した酸性のパーマ液も最近開発されジワジワと普及しつつありますが、それでも添加されている化学薬品の影響は無視できません。パーマをかけていても特に脱毛等の症状がない人でも、長年パーマをかけ続けていると、その後の育毛状況に少なからずダメージがあると考えて間違いないようです。
■検証6「髪をちょんまげにするとハゲる?」
検証結果→ホント
長い髪をポニーテール風に後ろで束ねる、男の“ちょんまげ”スタイルは、いうなれば頭皮が髪に引っ張られた状態をつくりだしています。そうなると、頭皮周辺の血行が悪くなります。血液は髪の成長を促す栄養分を運んでいるわけですから、長い目で見れば髪を育む頭皮が栄養不足の状態になっているわけです。また、毎日同じ状態を続けていることも、知らず知らずのうちにダメージを与える要因になります。その結果、「脱毛→ハゲ」に至るのもやむなし、なのです。
■検証7「帽子をかぶるとハゲる?」
検証結果→必ずしもホントではない
|
日差しの強い日には、紫外線対策として帽子をかぶりましょう! |
帽子をかぶると蒸れて、毛穴に汗等の汚れが詰まってハゲに至るというのが「帽子=ハゲの原因」説の根拠。それを防ぐためには、頭の大きさに適したサイズの帽子を選び、常に清潔であることを心がける必要があります。その一方で帽子には、脱毛を遠ざける効果もあるのです。それは、これから日増しに強くなる紫外線を防ぐことができるから。美肌のために紫外線を防ぐことは今や常識ですが、髪や頭皮にも同じことがいえるのです。引きあいに出して悪いのですが、サーファーにはハゲてしまう人が少なくないことをご存知でしょうか。強い日差しの下、マリンスポーツに励む姿は実に健康的ですが、紫外線に長い間頭をさらした結果、髪と頭皮の老化を促進させてしまい、ハゲに至ってしまうのです。それゆえに、日差しの強い日には、紫外線対策のためにも帽子が有効となります。あなたも、この春から帽子デビューしてみてはいかがでしょう。とはいえ、先ほども説明したように、清潔に保たないと逆効果ですが……。
髪にまつわる噂話、あなたは勘違いしていませんでしたか? 飛び交う髪についての情報をうのみにせず、正しい知識をもってヘアケアにのぞむことが、髪との末永いお付き合いの第一歩かも知れません。
【関連記事】
●
ハゲ伝説のウソ?ホント? 巷のハゲに関する噂の真相
●
ハゲ伝説のウソ?ホント? ハゲを意識したら確かめたい噂の真相