文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
薄毛にやさしいオシャレを学んで、モテるようになりましょう。 |
今回は、そういったオシャレと薄毛の因果関係について、さらに抜け毛を抑えつつ外見をよくするにはどうしたらいいかを紹介します。
オシャレの基本中の基本?
ヘアカラーのメカニズムと悪影響
最近では、男性でも多くの人がヘアカラーを楽しんでいますね。オシャレな男性の基本といえるでしょう。髪の色を変えて楽しんだり、染めることで薄毛を目立たなくさせたりするのは結構ですが 、気をつけなければ地肌にダメージを与え、薄毛の原因になってしまいます。一般的なヘアカラーは、毛の表面にあるキューティクルを開き、その中に染料を浸透させることで色を変化させています。髪を染める際に問題となるのが、カラーリング剤に含まれる化学薬品や人工着色料。これが地肌に触れると、その刺激からダメージになってしまいます。
いっぽうヘアマニキュアは髪の表面をコーティングするというもので、色素の一部が内部に浸透して色を変化させます。ヘアカラーより髪へのダメージは少ないものの、表面の色素が落ちるときに、キューティクルまで一緒に剥がれてしまうことがあります。
どちらのカラーリング剤を使うにしろ、頭皮へのダメージは避けられません。ですが、それを最小限に食い止める方法はあります。
ひとつ目は、自分で染めず必ずヘアサロンでやってもらうということ。やはり素人では上手に染めることはできず、頭皮にカラーリング剤が多く付着してしまいます。プロの美容師なら上手なのはもちろんのこと、髪の状態を相談しながら染められるので安心です。
ふたつ目は、カラーリング剤の種類を変えること。さきほど説明したように、一口にカラーリング剤と言っても、その種類はさまざま。当然、特徴もいろいろあり、頭皮へのダメージが少ないものもあります。ちなみにブリーチはもっとも頭皮への影響が強く、使用は控えたほうが無難です。
【薄毛のための髪染めテクニック】 |
Point1 自宅で行わず、必ずヘアサロンで行う |
Point2 カラーリング剤の種類を見直す ※頭皮へのダメージが強い順 ブリーチ>ヘアカラー>ヘアマニキュア>ヘナ>ヘアマスカラ |
パーマはボリュームがあるように見える反面
ダメージも大きい
薄毛になってきた…と心配になっても、安易なパーマをは考えもの。 |
パーマによる髪への主な影響は断毛。強い薬剤を使用するため、かけすぎると毛が切れやすくなってしまうのです。この場合、毛根は生きているのでしばらく待てば元通りになりますが、集中的に断毛していると薄毛に見?てしまいます。また、頭皮が炎症していた場合に薬剤が付着すると、症状が悪化してしまい抜け毛が進行してしまいます。
なるべくパーマをかけないことがベストですが、どうしてもかけたい場合はいくつか気をつけなければいけません。
まず、髪を休ませる期間を作ること。カラーリング後すぐにパーマをしたり、連続してパーマをかけたりすると、キューティクルが失われ毛が切れやすくなってしまいます。髪を休ませる期間を作り、ダメージを低減しましょう。
次に、頭部が炎症している場合は、治療後にパーマをかけることです。パーマをかけたい気持ちはわかりますが、炎症を起こしているのにかけてしまうと、とりかえしのつかないことになってしまいます。タイミングを見計らって、オシャレをしましょう。
【薄毛のためのパーマテクニック】 |
Point1 パーマをかけたら、次までしばらく期間をおく |
Point2 カラーリングと同時にかけない |
Point3 頭皮が炎症している場合は、治療してから |