SUBARU(スバル)/エクシーガ

スバル エクシーガの「MOST FUN」を探る(3ページ目)

2008-2009日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞「MOST FUN」を、3列シート車として初めて受賞したエクシーガをPick Up。スポーツカーをさしおいてその快挙を達成したエクシーガが「FUN」である理由を考えたい。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド


同乗者全員が楽しさを共有できる

大人7人がしっかり座れて、すべての人にとって開放感ある快適な室内空間であること。扱いやすさと運転しやすさを実感できるボディサイズであること。これら開発テーマがエクシーガの「FUN」に結実した
では、本題のエクシーガの「MOST FUN」について、思うところを述べたいと思います。エクシーガは、スポーツカーではなく、たとえ3列シート車でも、「FUN」な感覚を楽しめることを体現した1台です。エクシーガに乗ると、まず運転する本人が楽しい。そして、同乗者も喜んでくれる。まさに、同乗者全員がドライブの楽しさを共有できるクルマ。しかも、いざとなれば7人乗れるし、内容を考えると価格設定には非常に割安感がある……そうしたいろんなところに、エクシーガの「FUN」を感じたワケです。

1160×851mmという大きな開口寸法を持つパノラミックガラスルーフ(メーカーオプション)もエクシーガの重要な「FUN」のひとつ。2分割スライド式の電動サンシェードを装備
ガチンコのライバルであるオデッセイのアブソルートも、走りの「FUN」を持っていますが、それぞれタイプの違う「FUN」の感覚というニュアンスでしょう。また、「FUN」というと「安定して云々……」とは反対のものと考えがちですが、決してそんなことはなく、安定した走りの中にも、「FUN」は存在します。いやむしろこれからの時代は、安定と「FUN」は両立されていることが必須でしょう。

あらためてエクシーガのコストパフォーマンスの高さと「FUN」を再認識させられたところで、聞くところでは「エクシーガ」という車名の認知度が、一般の方々にはまだまだ低いようです。まずは、まだ知らない人に車名を覚えてもらうとともに、エクシーガというクルマが、実はこれほど万能で「FUN」なクルマだということを、できるだけ多くの人に知ってもらえるといいなと願う次第です。

(写真/文:岡本幸一郎)

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