車の傷消しは初心者でも実は簡単!

車の傷消し 車の擦り傷補修

車の傷消し、擦り傷補修は意外と簡単!初心者でも十分可能な作業

ボディ補修と聞くと、誰しもまず「難しい!」と頭で考えてしまう。確かに、どこが傷ついていたのか判らないレベルまで直すとなると……かなり難しくなる。しかし、「見立たなくなる程度で充分」と割り切ってしまえば、ビギナーであっても十分可能なのだ。

愛車が傷ついてしまうと乗るのが億劫になり、ワックスをかけるのさえ面倒になってくる。そうなってしまっては元も子もなし! 自分で直せば愛着も倍増するので、傷消しにチャレンジしたい。

<車の傷消し!ボディの擦り傷補修のポイント 目次>  

白いすじ状の擦り傷補修の手順

浅い溝の傷。コンパウンドを使って消してみる

浅い溝の傷。コンパウンドを使って消してみる

塗装表面を軽く擦ると、爪が軽くひっかかる程度の浅い溝が白いすじ状の傷となって残りやすい。また、塗料カスなどの異物がコビリ付いているだけというケースも。ホディカラーとは明らかに色目が異なる凸状の傷だったらまず間違いなし。どちらのケースも鏡面仕上げ用の極細コンパウンドで磨いてやればきれいに落すことができるのだ。 



■1.スポンジを水に浸して絞る
手順1 スポンジを水に浸して絞る

手順1 スポンジを水に浸して絞る



ただし、利用する用具のチョイスを誤れば磨き傷を付けてしまう。これでは元の木阿弥! 磨き作業には天然パルプを原料とした「セルロース系」もしくは多孔質体の「PVAフォーム」のワックススポンジ(エステー化学/アブソーブ・エックスなど)の利用がベスト。保水性がよいため、摩擦熱でコンパウンドが乾いて削り過ぎてしまうのを防げるからだ。また、拭き取りには柔らかな「ネル地」のウエスを使用する。どちらもカー用品店で手に入るので用意しておきたい。

さて、セルローズ系やPVAスポンジは吸水性に優れるものの乾燥させてしまうと石のように固くなってしまう。このため、保管時は湿らせておくことが大切で、利用するときはそのつど水に浸して全体が柔らかくなるまで十分水を含ませ、固く絞ってからが原則だ。

■2.細目のコンパウンドを塗布
手順2 細目のコンパウンドを塗布

手順2 細目のコンパウンドを塗布



「鏡面仕上げ用」もしくは「極細」のコンパウンドを用意し、小指の先くらいの量をスポンジに絞り出す。




■3.ポンポンと叩いて均等に均す
手順3 ポンポンと叩いて均等に均す

手順3 ポンポンと叩いて均等に均す



コンパウンドを付着させたスポンジの研磨面を磨く面に2~3回ポンポンと軽く押し付け、コンパウンドを均等に付着させる。




■4.傷に対して平行に磨く
手順4 傷に対して平行に磨いてやる

手順4 傷に対して平行に磨いてやる



傷に対して平行に、直線的にスポンジを動かすようにしておおまか磨き落としてやる。傷の面以外には力を入れ過ぎないよう10回を目安に擦ったら一段落。



■5.拭き取って傷の状態を確認
手順5 拭き取って傷の状態を確認

手順5 拭き取って傷の状態を確認



ネル地のウエスで一旦拭き取って、傷の状態を確認する。まだ、目立たつようならコンパウンドを少量付け、再度磨いて仕上がり具合を確認。これの繰り返しで少しずつ落としていく。



 

車の傷消し注意とポイント

完成。傷を消すことができた

完成。傷を消すことができた

これで完成! なお、コンパウンドによる磨き作業は「極細」を使用したとしても塗装を削ることに違いはない。このため、部分的に磨き過ぎると色あせ、限度を超えれば下地がでてきてしまうので注意! あくまで様子をみながら「少しずつ」が原則で、多少でも艶がなくなっきたときは、ただちに作業をストップしたい。

また、磨くときは傷と平行に直線的に往復させる。円を描くように磨くとスクラッチ状の傷が付いたり仕上がりにムラができるからで、拭き取るときも直線的に動かす。さらに、作業は日陰で行うのが原則で、始めるときは塗装面が十分冷めているか確認することが大切だ。
 

ドアノブ周辺の細かな傷補修の手順

ドアノブ周辺の細かな傷。このあたりもよく傷が付く

ドアノブ周辺の細かな傷。このあたりもよく傷が付く

手をかけたときに爪先がふれやすく、それが原因で細かな傷付きやすいドアノブの周辺に生じたスジ状の細かな傷。これもコンパウンドで磨くことで簡単に落とすことができる。






■1.使用するコンパウンドと磨き方
手順1 狭い部分はウエスで磨く。ウエスとは、拭き取り用の布のことだ

手順1 狭い部分はウエスで磨く。ウエスとは、拭き取り用の布のことだ



なお、ドアノブの奥のようにスポンジでは磨きにくい狭い部分は、指先にネル地のウエスを巻きつけ、指先位置にコンパウンドをつけて擦るようにして磨いてやる。使用するコンパウンドは、やはり「鏡面仕上げ用」もしくは「極細」のコンパウンドでOKだ。


■2.キッチリ拭き取って完成
手順2 キッチリ拭き取って完成

手順2 キッチリ拭き取って完成



10回ほど擦ったらネル地のウエスで拭き取って状態を確認。これを繰り返しつつ磨いてやれば、新車のような輝きが復活する。ただし、ノブ周囲のすき間にコンパウンドが残りやすく、放っておくときたならしく見えるので、キッチリ拭き取っておきたい。


塗装面まで傷ついたボディの補修は「タッチアップペイントで車の塗装を簡単に補修する方法」を参考にしてください。


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