2002年9月10日、三笠宮信子妃殿下を迎えて、《ショーメ》銀座本店のテープカットが行われました。フランスきっての老舗ジュエラーは、これを機に日本で一気に“攻め”の体制に入ります。
銀座本店の場所は、中央通り沿いの3丁目。以前はハーゲンダッツがあったところです。これで中央通りは、1丁目に《ハリー・ウィンストン》、2丁目に《カルティエ》(予定)と《ティファニー》、3丁目に《シャネル》(予定)と《ルイ・ヴィトン》そしてショーメ、4丁目に《ミキモト》、6丁目に《グッチ》と《ブルガリ》……と、ラグジュアリー・ブランドのオン・パレード。この秋、ロンドンに初めてのショップをオープンする、ルイ・ヴィトンとダイヤモンドトレーディングカンパニーとの合弁ジュエラー《デビアス》も、すでに銀座で店舗の下見を始めているとか。
ジュエラーが集中することになった1~4丁目。松屋銀座の向かいにあたるショーメ銀座本店は、間口は狭いのですが、奥はゆったりとしていて、落ちついてジュエリーや時計を選べる雰囲気。高級感たっぷりの設計は、ルーブル美術館のインテリアやカルティエ銀座本店を手がけた建築家、ジャン=ミシェル・ヴィルモットによるものです。同時にオープンした表参道店も彼の手によるもので、外光をたっぷり取り入れたこのショップは、ダイヤモンドの婚約指輪を中心としたブライダルサロンになっています。
今回の2店舗同時オープンを記念して、銀座本店では、通常は門外不出のアンティーク・ジュエリーを特別展示。10月8日まで「ショーメ、ナポレオンから現代まで」展を開催します。次ページでは、そのコレクションのいくつかをご紹介しましょう。
▲左:夜、銀座本店の写真を撮ろうとしたのですが…。
大変な人だかりで、交通整理のロープが張られるありさま。
右:オープン記念パーティの会場にて。▲
ヴァンドーム広場をイメージした会場には、
こんな大粒のエメラルドが飾られていました。
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