コンシェルジュ・サービスのメリット

コンシェルジュ(イメージ)。おもてなしの心で住人に接します。

コンシェルジュ(イメージ)。おもてなしの心で住人に接します。

マンションのコンシェルジュ・サービスのメリットといえば、やはり日常生活のこまごまとしたことを気軽に頼めることではないでしょうか。例えば仕事で忙しい、小さな子どもがいる、高齢で…など、なかなか郵便局に行けない人は多いもの。そんな人にとっては、マンションのフロントで郵便物が出せたり、切手が買えたりするととても便利ですよね。

また、日常生活を送る上でなにか困った時に、気軽に聞ける相談窓口がはっきりしていることは安心につながります。「共用部分の電灯が切れていた…」なんて時もフロントに行けばすぐに応対してもらえます。

また、優秀なコンシェルジュスタッフはマンション住人の顔を覚えます。「子どもが鍵を忘れた!」という時にも、スタッフが臨機応変に対応してくれるでしょう。マンションに不審者が入り込みにくい点でも防犯上安心ですよね。エントランスホールに常にコンシェルジュがいるから「エントランスホールがきれいに使われている」とメリットを感じる人もいるようです。

コンシェルジュ・サービスのデメリット

フロントにいつも人がいる安心感。でも、人件費が・・・・・・

フロントにいつも人がいる安心感。でも、人件費が・・・・・・

コンシェルジュ・サービスの基本は「人」対「人」。フロントにいつもスタッフがいるという安心感が最大の魅力であるとともに、デメリットにもなっています。

有人サービスである「コンシェルジュ・サービス」はとても費用(主に人件費)がかかります。その費用はマンション住人の負担になります(ただし住戸数が多ければ負担は少なくなります)。

よく利用する人にとってはありがたいサービスでも、コンシェルジュに頼らずに自分で何でもできる人にとっては不要なサービスかもしれません。また、スタッフはフロントに常駐して、基本的に通る人に挨拶してくれます。「いってらっしゃい」「おかえりなさい」そういった挨拶が苦手、めんどうだ、という人にも向かないかもしれません。

多様化するコンシェルジュの役割

マンションの共用サービスである以上、住民の費用負担は生じます。負担が重かったり、使用頻度が低かったりすると、入居後に住民の話し合いによってサービスが取りやめられてしまう可能性もあります。

そこで、コンシェルジュスタッフにフロントサービスだけではなく、建物の巡回や警備を行う「警備員」、建物や設備の管理を行う「管理員」もこなしてもらい、人件費を節約しようという動きもあります。

例えばコンシェルジュのフロントサービスは基本的に有人サービスですが、同じスタッフが警備員も兼ねることで「24時間有人管理体制(防犯)」となり、防犯的にも安心・安全なマンションであるという付加価値を生み出すこともできます。スタッフにはもちろんフロントとしての知識、警備員としての知識の両方が必要になります。

サービスもマンションの価値

マンションのサービス内容も資産価値に影響を与える。

マンションのサービス内容も資産価値に影響を与える。

こういったマンションのサービスも「新しい価値」として認められる時代がくるかもしれません。

今は要不要論が活発なマンションのコンシェルジュ・サービスも、くふうにより費用対効果を高めることができそうです。これからのマンションになくてはならないサービスとなる可能性は十分あるでしょう。

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