そろそろ来年度の幼稚園の入園申し込みシーズンです。幼稚園の中には私立幼稚園と、公立幼稚園があります。幼稚園事情は地域によってかなりの違いがあり、私立幼稚園がほとんどのところ、公立と私立が半々くらいのところ、公立の方が多いところや、中には公立がないというところもあります。身近に公立幼稚園があったとき、そこを選ぶ理由にはどんなものがあげられるでしょう?
月謝の安さがいちばんの魅力!
|
公立幼稚園の魅力は、なんといっても費用の安さ |
公立幼稚園の魅力は、なんといっても費用の安さです。私立幼稚園では入園料が10万円をくだらないところも増えてきている中で、公立の入園料は数千円から1万円程度。月々の月謝(授業料)も1万円以内のところがほとんど。たとえば、東京都の江戸川区では月々なんと3,000円! 年間でも3万6,000円です。月謝がこれくらいかかってしまう幼稚園もざらにあることを考えれば、公立幼稚園の安さがわかります。ちなみに、東京23区内で公立幼稚園の月謝が最も高い区は板橋区で1万200円。かなりの差があることに驚きますが、それでも私立園に比べれば安いですよね。
さらに、年間でもきょうだいがいたり、世帯収入によっては減免措置が取られる自治体もあります。自治体によって、その額も措置もさまざまなので、お住まいの自治体にまずは公立幼稚園があるかどうか、費用はどれくらいなのか、ホームページで調べてみるといいでしょう。
ただ、公立幼稚園のほとんどは、現在でも「2年保育」が主流です。公立園に入るために3歳の1年間をどのように過ごすかは、悩ましいところですよね。しかも人気のある公立園の入園を4歳まで待ったにも関わらず、抽選ではずれてしまったらどうすればいいのでしょうか。定員を上回ってもある程度は入れてくれる自治体もありますが、入園を決める前に、そこまで確認しておいた方がいいでしょう。