3歳になると「主食」弁当が必要?

自治体によって異なる給食制度。主食を持っていく必要がある地域も
4月から3歳児クラスに上がるお子さんがいるご家庭で、今、いちばん悩んでいるのは「主食弁当」のことかもしれません。3歳児以上の子どもたちが、毎日保育園に持っていく「主食」。毎朝これを用意するのは、結構大変ですよね。

「えっ、『主食』って何?」と思った保育園ママ&パパは、とてもラッキー。実は、完全給食かどうかは、現在、自治体によってかなりの差があるのです。たとえば、東京23区の保育園は完全給食で、ご飯やパンなどの主食持参の必要はありません。一方でお隣の川崎市などでは、公立保育園に通う3~5歳までの子どもたちはみんな毎日「主食弁当」を持っていかなければなりません。私立保育園では3~5歳児の完全給食を実施しているところもありますが、その代金を徴収していることが多いようです。

法律で決められた「主食」なし

0~2歳までは完全給食なのに、なぜ3歳以上になるとご飯やパンの主食を家から持っていかなければならないのか、不思議に思う方も多いことでしょう。

実はこれ、保育園の「最低基準」と深く関係しています。保育園の「最低基準」は児童福祉法という法律の第四十五条の規定に基いて定められたもので、施設の広さや保育士さんの人員配置基準などが細かく定められています。

最低基準の中には「完全給食」が定められていないため、3歳以上の子どもの「主食」にかかる費用が、国から支払われないのです。なので、その分は親が負担するか、あるいは主食を家で用意して持って来なければならない、というわけです。

主食持参の必要がない東京都では、都が独自に定めた基準によってこの主食代を負担しているため、親が主食代を払ったり、主食を用意したりする必要がないだけなのです。