登園しぶり、親も迷う「休ませる?」「行かせる?」

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朝、登園前に「生きたくない!」とぐずり始めるわが子。「休ませる?」「無理にでも行かせるべき?」親は対応に悩みますね

朝、幼稚園に行く支度をしている時、子供が急に「行きたくない」とぐずり出すと、親は困りますね。慌ただしく準備している朝の限られた時間に「休ませてもいい?でも休み癖がつくのでは?」「無理にでも行かせるべき?」と親自身も迷うことでしょう。

子供が登園を渋った時の適切な対応法を説明します。先ずは、その原因から考えてみましょう

原因1、新入園、新年度で環境に変化があった

新入園を迎えた場合、今までの家族の中での生活とは違い、幼稚園という大きな集団の中に入ることになります。慣れない環境の中で、緊張や戸惑いがあるのは当然です。

また新年度になって、担任の先生が変わったり、仲の良かったお友達と離れたりし、新しいクラスに馴染めなく、寂しさや不安を感じることから登園を渋ることもあるでしょう。

原因2、連休の生活リズムに慣れてしまった

連休明け、特にゴールデンウイーク明けなどに、登園を渋ることも多いですね。春からの新しい環境で、緊張しながらも子供なりに、精一杯頑張ってきました。そこへ連休があり、緊張が少し解けてホッとしたところ、また始まる緊張に、不安を感じることもあるでしょう。

また、休日が続くと、就寝時間が普段より遅くなり、朝もゆっくり起床しがちです。そこへ幼稚園が始まり、いつもの時刻に起きるのがちょっぴり辛かったりすることもあり、登園前にぐずることもありますね。

原因3、園生活で憂鬱に感じることがある

幼稚園生活で何か苦手なことや、憂鬱を感じることがある場合、例えば運動会前で練習が厳しい、苦手なプールがある。中には、トイレが臭いとか、席替えがあって落ち着かない等が気になっていることもあります。

また、先生に叱られた、お友達との間にトラブルがあった等で、憂鬱を感じ、行くのを嫌がることも考えられます。

原因4、園以外の環境に変化があった

弟や妹が生まれた、引っ越しをした、お父さんが単身赴任になったなど、園生活以外の子供を取り巻く環境に変化があった場合も、登園を渋ることがあります。

原因5、緊張が続き、疲れが溜まっている

慣れない通園や園生活での緊張で疲れが溜まり、登園を渋ることもあるでしょう。

登園を渋ったら、早い段階で幼稚園を休ませる

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もし登園しぶりが見られたら、早い段階で少し休ませて、親子でスキンシップを取りながらゆっくり過ごすとよいでしょう

登園を渋った時は、2~3日ゆっくり休ませてあげれば、心身共に回復し、また幼稚園に行くようになるでしょう。スキンシップを取りながら、ゆっくり子供の話を聴き、親子ふれあいの時間を取るといいですね。そして登園を渋る原因を取り除いてあげてください。そのときの注意点を次に説明します。

注意点1、理由を言いたがらない時は無理に聞き出さない

先ずは「どうして、行きたくないの?」と理由を尋ねましょう。そしてゆっくり子供の話に耳を傾け、聴いてあげてください。決して詰問のようにならず、温かい雰囲気で語りかけるように対応することが大切です。

ですが、幼い子供は理由をしっかり説明できないこともあるでしょう。そのような時は、無理に答えを引き出す必要はありません。幼稚園のことに触れず、子供と一緒の時間を楽しく過ごしてあげてください。

注意点2、先生に話す時は「相談」という形で対応を求める

幼稚園での生活に不安や憂鬱がある場合、担任の先生に、子供が困っていることについて、相談という形で話し、改善、対応してもらうとよいでしょう。

そして子供が抱いている不安に対して「もう、大丈夫よ」と伝えてあげましょう。

「休ませると、休み癖がつくのでは?」という懸念について

幼稚園に行くことに何かしらの不安を抱えている子供は、心の中で葛藤が起こっています。毎日通っている幼稚園ですから「行かなければならない」とうことは子供なりに感じているはずです。

でも「行きたくない」理由があるのです。それを無理やり行かせてしまうと、その不安が解消されないだけではなく、辛い自分の気持ちを分かってくれない親への不信感も、生じることがあります。

親はその子どもの気持ちを一旦、受け止め「ママはボクのことを受け入れてくれる。大丈夫だ」「ママは話を聴いてくれる。ワタシの味方」と不安を安心感に変えることが大切です。

「行かせてしまえば、案外ケロッとしている」もあるのでは?

では「少々嫌がってもとにかく行かせる」とどうなるのでしょうか。子供にストレスが溜まり、便秘や下痢、また食欲不振、腹痛や発熱を伴う病気になることもあります。また自分より弱い立場の者をいじめたり、突然キレるような状態になる可能性もあるでしょう。

ですが「行かせてしまえば、案外ケロッとしています」という場合も実際にはありますね。これは不安や緊張、行きたくない理由や原因が、幼い時は問題も小さく、ごまかしが利いているからです。

ですが成長と共に、突き当たる問題や不安も大きくなっていくものです。そうなると自身の精神的耐性より問題の方が大きくなった時、徐々に溜まっていったストレスが爆発したり、急に心が折れたという状態になる可能性もあります。

登園しぶりは不安を安心に変えてから、次なる成長につなげる

ですので「ごまかす」のではなく、そのとき発生している問題を解決し、心に抱えている不安を安心感に変えてから、次の成長につなげるようにするのがよいでしょう。

子供が登園を渋ったら、親は焦らずに、一旦休息する勇気を持って対応しましょう。

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