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オリンピック金メダル、始まりは園児時代!?(2ページ目)

北京オリンピックのメダリストたちの経歴を調べてみると、どうやらちょうど園児時代にあたる3、4、5歳からその競技を始めた人が多いようなのです。「何歳から」その競技を始めたのか、調べてみました。

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

プール
5歳頃からの水泳スタートが、競争する気持ちを育てる
200mバタフライで銅メダルを取った松田丈志選手が水泳を始めたきっかけは、「幼稚園のプールの時間が大好きだったから」(JOCインタビュー)。4歳でお姉さんが入っていた東海スイミングクラブに入り、その時に指導を受けたコーチに今も指導を受けています。その東海スイミングクラブは、地元の公立中学校の屋外プールに、地域の親たちがお金を出し合ってビニールハウスで覆いを作り、冬でも泳げるようにしたという手作りの「ビニールハウスプール」が原点だったそう。決して万全ではない環境でも、松田選手はそこで頭角を表していったのです。

水泳では、100m、200m平泳ぎで2連覇をなし遂げた北島康介選手。北島選手は豊島区内にある東京スイミングセンターで、5歳の頃から水泳を習い始めたそう。最近ではどこのスイミングクラブでもベビースイミングのスクールが増え、1歳前後の赤ちゃんでもプールに入る子が増えてきてはいるそうですが、以前、オリンピック選手を育てたコーチに取材したところ「あまりに早くから始めると、水泳は楽しい遊びになってしまい、競争する気持ちが芽生えないこともあるんですよ」と言っていました。その点、北島が始めた5歳くらいからなら、「友だちよりも速く泳げるように、長く泳げるようになりたい!」という競争心が自然と沸き、強くなる子が多いのだそうです。

一方、同じ「泳ぎ」でもシンクロナイズドスイミングの原田早穂選手は、子どもの頃にバレエと水泳を習っていて、「両方とも好きだったので、合わせたらシンクロでした」(JOCインタビュー)。バレエと水泳という一見、全然違う習い事がシンクロにつながったなんて、素敵なエピソードですよね。

次回の記事では、スポーツを始める年齢や親子関係について、さらに深めます。お楽しみに!

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