苦手なママ友とうまく付き合うには?
「苦手だ」と思っている相手でも、ママ友であれば会わないといけないのが辛いところ……
週末が終わると、子どもと24時間ベッタリの生活から開放されて、ちょっと気が楽になる一方で、「あぁ、ちょっと苦手なあのママと、また会わなきゃならない一週間が始まっちゃうのね……」と、ちょっぴり憂鬱な気分になっている人もいるのではないでしょうか。
「苦手だ」と思っても、子ども同士が仲がいいとどうしても顔を会わせる機会が減らないもの。それが「ママ友」付き合いの難しいところです。毎日続くうちに、大きなストレスになってしまうこともあります。
子どもが幼稚園に行くことで母親が憂鬱な毎日を過ごすはめに……ということでは、知らぬ間に母親の辛い気持ちが子どもにも伝わってしまうかもしれません。
ママ友が起こした事件の恐怖
ママ友同士のいさかいといえば、1999年、東京都文京区で当時2歳の女の子が、友だちのママに殺されたショッキングな事件が思い出されます。
兄妹が同い年で、共に国立大学の附属小学校、幼稚園を受験していたことから、当初は「お受験殺人」などと騒がれたこの事件。しかし、事件当時、犯人の周囲の人々や裁判を取材して記事を書いたガイドは、事件の原因は「お受験」よりも、むしろ「ママ友付き合い」だったのではないかと感じました。
犯人はもともと人付き合いが苦手で内向的な、傷つきやすい心の持ち主でした。結婚して生まれ育った田舎を離れ、慣れない都会の真ん中での子育てをするなかで、夫との関係や子育てに苦しんでいました。
そんな時、初めて、そしてたった一人だけ親しくなれたママ友が、殺されてしまった女の子のママでした。犯人はその唯一のママ友の存在にあまりにこだわり過ぎたことで、悲惨な事件を引き起こしてしまったのだろうというのが、私の見方です。
>> 実例:幼稚園ママ友同士で起きやすいトラブル