給食とお弁当、選べる場合はどうする?
ご飯を中心にすれば、作るのも簡単で身体にも安心。 |
「子どもが通っていた園では、週に2回“給食”という名の仕出し弁当の日がありましたが、うちでは3年間お弁当を持たせました。
子どもにアレルギーがあったこと、偏食気味だったこともあるのですが、一番の理由は“美味しくなかったから”です。
私自身、食事に特にこだわりがあるほうではないんです。コンビニ弁当だって普通に美味しくいただくし(笑)。
でも、給食の試食会で実際に食べてみたときに、“ちょっとこれは・・・”と思ってしまったので(Kさん)。」
また「選択式」でも、園のカラーによって「給食」「お弁当」どちらが多数派になるかは異なってくるそうです。
「A幼稚園では給食を選ぶ人はクラスで1人か2人、それも、“下の子が生まれたばかり”などの事情のあることがほとんどでした。でもB幼稚園では給食を選択しなかったのは1人だけ(Kさん)。」
「選択式」でも、実情は様々。お弁当作りを避けたい人は、そのあたりも事前にチェックしておいたほうがよさそうです。
お弁当作り、大変?
さて、「お弁当」がメインの園に通うことになった場合、負担感はどのようなものでしょうか?「周りの目が気になってしまうから大変」という声も聞かれます。「お弁当作りはやっぱり大変!他のおうちではどんなものを入れているのかが分からないので、つい力が入ってしまいます。
“お友だちのお弁当にはさくらんぼが入ってた”と言われると“しまったー!”って思ってしまうし(笑)。やっぱり、周りが気になってしまいますね(Hさん)。」
一方、「思ったより簡単でした」というご意見も。
「子供が通っている園は毎日(午前保育の水曜除く)お弁当です。毎日継続してお弁当をつくったことがなかったので不安だったのですが、やってみたら思っていたより簡単でした。
年少児なので量が少ない、ということもありますが、園の方針で“4月お弁当無し、5月おむすびのみ、6月普通のお弁当”というように段階を踏んでいったのもよかったのかもしれません。
小食の我が子にあわせてなんでも少し小さめにしたり、上手に食べられるようピックを使ったりと工夫して、残さず食べられるようにできるのもお弁当の良いところだと思います(Nさん)」。
冷凍食品などを上手に使う方法もあります。
「メインとなるおかず(ハンバーグやコロッケ)は生協の出来るだけ添加物の少ない冷凍食品を毎日チン~して入れてました。全く同じメニューで量を増やしたものを夫に持たせれば、節約にもなります(Kさん)。」
まとめ:給食は献立チェックを!お弁当なら無理せず続ける工夫を
正直、親の立場からすると「美味しくて子どもの身体にもよい、温かい給食」が一番の理想になります。しかし、現実は自前の調理施設を持つ園というのは限られているようです。「業者のお弁当がよくない」という訳ではありませんが、「作り手」と「食べる側」の間に距離があると、どうしても子どもの食べる様子が伝わりにくくなります。その溝を埋めるためには、Mさんのように親の側から献立に対する要望などを積極的に伝えていくことも重要になるのではないかと思います。
お弁当については「つい、子どもの好きなものばかりを入れてしまうというのがデメリット(Nさん)。」という指摘もありますし、Hさんのように「疲れてしまう」ということも。「おにぎりやごはん中心にする」「添加物に注意して冷凍食品を選ぶ」などのワザを駆使するのが、ラクに続けるコツでしょう。
幼稚園選びでは、実際に通える園は限られてきます。給食かお弁当か、選べないことも多いですが、これらの声を幼稚園選びの参考にしてみてくださいね。
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