幼稚園入園にかかるお金は、園によってかなりの違いがあります。そのひとつの例として、今春子どもが入園したばかりのご家庭に詳しくうかがってみました。

実例:今春入園したTさんの場合

子どもにはできるだけのことをしてあげたい、というのが親心。
Tさん(33歳)は、西日本の地方都市にお住まい。ひとり娘がこの春に3年保育の私立幼稚園・年少組に入園したばかりです。
「親の出番が比較的が少なく、おけいこごとなども充実しています。園舎は古いけど、先生方がしっかりしていて質が高いという評判だったので、この園を選びました。」園のカラーについて、Tさんはこう言います。

入園の際にかかったお金

■入園の際にかかったお金■ 計:約7万7500円(補助を含まない金額)
選考料なし
入園料4万円
制服代
(帽子・バッグ・体操服などを含む)
冬 約2万5000円
夏 約7500円
その他お道具代約5000円
※ 入園料については、自治体から3000円の補助がある

一般的には、入園選考の際に「選考料」として3~5000円程度を徴収する園が多いのですが、Tさんの園では選考料はなし。入園料4万円も、私立園としてはやや安め。地方都市ということもあるのかもしれません。さらに、自治体からは3000円の補助が出ます。
制服のある幼稚園なので、制服代もかかります。帽子やバッグ、体操服に夏服まで含めると、最初の年度には3万円以上も!その他、はさみやねんど板などを含む「おどうぐばこ」で5000円ほど。

毎月かかるお金

■毎月かかるお金■ 計:3万3450円(補助を含まない金額)
保育料2万6000円 
バス代3400円
給食費3700円 
教材費など 絵本代は月謝込み
父母の会年額4200円
※ 自治体から所得に応じて年額約5万6000~約13万7000円の補助がある
同時に通園するきょうだいがいる場合は高めに設定
※ 給食費は週3回の金額。週1回はお弁当で、水曜日のみ昼食なしの午前保育

保育料は私立幼稚園としては平均的な額です。自治体からの補助は、月額に換算すると4000円~1万1000円ほど。所得が中程度以上の場合はあまり期待できないかもしれませんが、やはり助かります。
バス代も平均的。給食費は週に3回でこの金額です。園で毎月配られる絵本代を別に集める園もありますが、Tさんの園では保育料に含まれています。父母会費は月額では350円となります。

延長保育を利用する場合

Tさんはまだ利用したことはありませんが、Tさんの園では幼稚園の後、夕方まで子どもを預かる「延長保育(預かり保育)を行っています。その場合の保育料は1回500円、午前保育である水曜日だけは800円となっています。
夕方6時まで預かってくれるので、日常的に利用して仕事をしているママもいるそう。月極めの場合は1ヶ月1万円となるそうです。

家計への影響などについて

幼稚園にかかるお金について、Tさんは「高い!やっぱりキツいなあ、と思います。」とのこと。「小学校に入れば義務教育ですからそれまでの辛抱」とも言えますが、それにしても毎月の出費は一般家庭にとってはそれなりにこたえるようです。

ちなみに、公立幼稚園の場合は入園料・保育料とも「数千円~1万円前後」とかなり安く設定されています。「でも、公立では3年保育は行っていないし。あと、何かと親の出番が多いようなんですね。」 とTさん。そもそも、住んでいる地域によっては、通える範囲に公立幼稚園がないということも多いのが実情です。

自治体からの補助も、住んでいる地域により差があります。少子化が懸念される今日この頃、ぜひこの「幼稚園にかかるお金」についても、問題として広く注目していただきたいところです。

来春入園予定のご家庭では、今回の実例を参考に家計の見直しを行ってみるのもいいですね。

「入園にかかるお金・データ編」はこちら



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