モンテッソーリのお仕事
「お仕事」は、子どもに言葉で説明するのではなく、ゆっくり、わかりやすく、実際に使って見せて、見本を提示します。その他、子どもにどのように関わればよいかなどは、「モンテッソーリメソッドってどんな教育法?」をご覧下さい。
モンテッソーリのお仕事:縫いさし
■ 準備する物・色画用紙
・毛糸
・針(針は子どもに合わせて刺繍用またはゴム通し用など)
・きり
・段ボール紙
・サインペン
■ 図案を描く
・色画用紙を適当な大きさに切り、サインペンで絵を描く
・穴を開ける位置にしるしをつける
・穴のしるしの数は偶数にする
・穴のしるしの間隔は子どもに合わせて1cmから1.5cm
■ 針を通すための穴を開ける
段ボール紙などの上で、穴を開けていく
■ 縫う
・針に毛糸を通し、糸の両端をかた結びする
・図案の描かれた色画用紙を裏返し、裏側の穴から針を通す
・通常、大人は表を向けたまま裏から表に針を通すが、裏返して裏から表に針を通す
・表に返し、針を引く
・次の穴に針を通し、裏返して針を引く
■ 糸の始末をする
・最後の穴まで通したら、毛糸を5cmぐらい残してはさみで切る
・2本の糸を左右に分け、かた結びをする
■ できあがり
モンテッソーリのお仕事:格子編み
■ 準備するもの・色画用紙
・カッターナイフ
■ 紙テープと台紙を作る
・色画用紙を適当な大きさに切って台紙を作る
・中央に1.5cm幅の切込みを入れる(長さは1.5cmの倍数にする)
・1.5cm幅の紙テープを作る(長さは台紙の大きさに合わせる)
■ 格子に編む
・紙テープを1本ずつ、台紙の上、下、上、下と交互に通す
■ できあがり
切り込みの最後まで交互に編んでいく
モンテッソーリのお仕事:リボン結び(蝶結び)
■ 準備するもの・リボンや紐
・白い箱(白い箱がない場合、例えば、茶色のお菓子の箱でも内側が白い場合、箱を展開し、中表に組み立てなおすと白い箱になる)
・カッターナイフ
■ 教材を作る
・白い箱に切り込みを入れ、リボンや紐を左右に固定する
・左右は、結び方が分かりやすいように、色の違うリボンや紐にするが、太さは左右同じぐらいのものに合わせる
■ リボン結びをする
・左右のリボンを交差させ、上側のリボンを下にくぐらせ、後ろから上に出し、上下に引く
・下側のリボンで輪を作り、上側のリボンを前に降ろし、輪を作りながら後ろから引っ張る
・両方の輪の形を整えながら、引っ張って出来上がり
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