奨学金制度の活用も効果的
奨学金制度(日本学生支援機構など)の活用なども、視野に入れたいところです。「わざわざお金を借りなくても払えるものは払いたい」という気持ちも分かりますが、人生全体のマネーバランスを見ると、重たい教育費や住宅ローンの支払いで、その後の夫婦の老後資金の準備ができないというケースも多々あります。
奨学金制度は下記のとおりかなり低金利で借りることができます(借りるのは子どもです)。
<2017年3月まで借り入れていた場合>
・基本月額 利率固定方式 0.33%
利率見直し方式 0.01%
・増額部分 利率固定方式 0.53%
利率見直し方式 0.21%
しっかりお金を貯めたい時期にまとまって出ていく教育費の負担を、10年~20年間の長い時間をかけて軽くし、ゆっくり子どもに返済してもらい、その分、しっかり貯めて育てた財産でゆとりができれば、結婚資金や住宅購入資金として援助することもできます。
人生全体を見た場合は、奨学金制度の有効活用はかなり効果的な場合も多々あります。
「木を見て、森を見ず」ということにならないように、いつも人生の全体のマネーバランスを見て、現在・将来のために、どういう選択がベストかを考えていきたいですね。
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