その3住宅ローンを返す 繰り上げ返済。
■期間短縮型を選ぶ!
住宅ローンの繰り上げ返済には、「期間短縮型」「返済額軽減型」の2つあります。
・「期間短縮型」のメリット
ローンが早く終わり、返済総額を減らせる。
・「返済額軽減型」のメリット
毎月の返済額を減らせる。返済総額も少し減らせる。
繰り上げ返済の効果を比べてみましょう。
『2,000万円35年ローン、2.5%、2年目に100万円返済』
★期間短縮型★
返済期間・・・・・34年→31年3ヶ月
毎月返済額・・・・変わらず
返済総額・・・・・・約235万円減
★返済額軽減型★
返済期間・・・・・変わらず
毎月返済額・・・・7万1499円→6万7804円
返済総額・・・・・・約157万円減
毎月の返済を、数千円でも減らしたい場合は「返済額軽減型」ですが、こんな時代は浮いたお金を消費にまわしてしまうより、他で数千円節約して出来るだけ金利の高いローンを早く返済する方が得策です。
■返済の優先順位
複数のローンがある場合、一般的に
1 金利の高いもの
2 返済期間の長いもの
3 残高の多いもの
・この順番で、返済すると良いと言われます。
しかし、金利が少し低くても、残高が多い、期間が長いなど、比べにくいケースもあります。繰り上げ返済をすることが決まったら、全てのローンについて同じ条件で、金融機関などに問い合わせてみましょう。
・変動金利がある場合は、金利が上昇した場合に「未払い金利」を払うことになります。繰り上げ返済をすれば、ローン残高が減らせるのでこれにかかる「未払い金利」が発生しにくくなります。
■究極?!繰り上げ返済、最優先ローン
とにかく、お金があればまず住宅ローンの支払いに充てて、お金が必要ならそこから借りるというローン!低金利時代、住宅ローンを早く返す事が最も効果的な、資産運用という考えに基づいた商品です。
*新生銀行「パワースマート住宅ローン」
普通口座に、指定した金額を上回るお金が入る
↓
自動的に住宅ローンの繰り上げ返済に
.指定金額を0円にすれば、入ってきたお金は全て住宅ローンの繰り上げ返済に充てられます。必要なお金は、そこから住宅ローンと同じ金利で繰り上げ返済した合計額まで借りられます。
・自分でまめに繰り上げ返済出来る人向けの、新生銀行「超自由型住宅ローン」もあります。
・シティバンクでも、同様の商品がありましたが2月で終わり、新規のローンでは利用できません。
【関連リンク】住宅ローン
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