住宅ローンの借入/住宅ローンの選び方(新規)

中古住宅購入の住宅ローンはここに注意(3ページ目)

中古住宅購入の住宅ローン選びは、新築の場合とほぼ同じ。ただし、一般的には、引渡しまでにあまり時間がありません。しかし、時間がないからといって妥協することのないよう、注意点を知っておきましょう。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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リフォームが必要であれば、住宅ローンと一緒に申込を

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リフォームをする場合には、資金計画も購入時に考えましょう。
中古住宅の場合、購入後にリフォームをする場合もありますね。リフォーム費用を現金で準備できれば問題ありませんが、借入れする予定の場合には、住宅ローンと一緒に借入れすることも検討しましょう。

リフォームに利用できるローンは、有担保である住宅ローンと、無担保のリフォームローンがあります。一般的には、有担保の住宅ローンで借入れした方が金利は低くなっています。

しかし、もし、住宅ローン借入れ後に、さらにリフォーム費用として住宅ローンを借入れしようとすると、再度抵当権の設定が必要になり、その分手間も費用もかかります。また、すでに住宅ローンの借入れをしているため、抵当権の関係から、基本的には同じ銀行での借入れになります。他行での借入れを希望する場合には、従来の住宅ローンと合わせての借換えとなり、やはり手間と費用がかかります。

少額のリフォームであれば、無担保のリフォームローンの方が、抵当権の設定の必要などもなく手軽です。しかし、このローンは、一般的に返済期間が短く、最長でも15年程度。500万円を金利3.5%(変動金利型を想定)、15年返済で借入れすると、毎月返済額は約3.5万円。住宅ローンと合わせて返済するとなると、負担が重くなります。

住宅ローンで借入れができれば、同じ500万円のリフォーム代も、30年返済、金利1.5%(変動金利型を想定)なら毎月約1.7万円。返済額からも、できれば住宅ローンとして借入れした方が、返済計画が立てやすくなります。このようなことから、リフォームが必要な場合には、できるだけ購入当初に計画しましょう。


中古住宅の引渡しは、売主側の事情などで、日程を急かされることもあるでしょう。しかし、納得のいく住宅ローンを選ぶには、物件が決まってからも、十分に検討する必要もあるのです。引渡し日については、要望を受け入れてくれることがありますので、できるだけ余裕が持てるよう、相談してみましょう。
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