リフォームが必要であれば、住宅ローンと一緒に申込を
リフォームをする場合には、資金計画も購入時に考えましょう。 |
リフォームに利用できるローンは、有担保である住宅ローンと、無担保のリフォームローンがあります。一般的には、有担保の住宅ローンで借入れした方が金利は低くなっています。
しかし、もし、住宅ローン借入れ後に、さらにリフォーム費用として住宅ローンを借入れしようとすると、再度抵当権の設定が必要になり、その分手間も費用もかかります。また、すでに住宅ローンの借入れをしているため、抵当権の関係から、基本的には同じ銀行での借入れになります。他行での借入れを希望する場合には、従来の住宅ローンと合わせての借換えとなり、やはり手間と費用がかかります。
少額のリフォームであれば、無担保のリフォームローンの方が、抵当権の設定の必要などもなく手軽です。しかし、このローンは、一般的に返済期間が短く、最長でも15年程度。500万円を金利3.5%(変動金利型を想定)、15年返済で借入れすると、毎月返済額は約3.5万円。住宅ローンと合わせて返済するとなると、負担が重くなります。
住宅ローンで借入れができれば、同じ500万円のリフォーム代も、30年返済、金利1.5%(変動金利型を想定)なら毎月約1.7万円。返済額からも、できれば住宅ローンとして借入れした方が、返済計画が立てやすくなります。このようなことから、リフォームが必要な場合には、できるだけ購入当初に計画しましょう。
中古住宅の引渡しは、売主側の事情などで、日程を急かされることもあるでしょう。しかし、納得のいく住宅ローンを選ぶには、物件が決まってからも、十分に検討する必要もあるのです。引渡し日については、要望を受け入れてくれることがありますので、できるだけ余裕が持てるよう、相談してみましょう。