不動産売買の法律・制度
ガイド:平野の私的不動産用語集(9ページ目)
不動産の解説にはどうしても難解な専門用語が付きもの。しかし、いちいち用語集を探すのも面倒。そんな人のために、記事中の用語にリンクした不動産用語集を(のんびりと)作成中!
記事一覧
日影規制
ガイド記事平野 雅之日影規制【にちえいきせい・ひかげきせい】「日影(にちえい)による中高層の建築物の高さの制限」を略して、一般的には「日影規制」という用語が使われるが、略したときには「にちえい(きせい)」という読みよりも「ひかげ(きせい)」のほうが優勢なようである。1976年の法改正により導入されたもので、一定の高さま...続きを読む
任意売却
ガイド記事平野 雅之任意売却【にんいばいきゃく】抵当権の実行により不動産競売に付される前の段階において、債権者と債務者の合意に基づき第三者との間で売買をすること。たいていは不動産競売による落札価額よりも多くの回収額が見込めるため、債権者(金融機関やサービサー)がこれを勧めることも多いが、権利関係が複雑に絡み合っていると...続きを読む
温泉利用権
ガイド記事平野 雅之温泉利用権【おんせんりようけん】温泉地の別荘を購入して、「いい湯だな~」とのんびり過ごすのにもお金がかかる。温泉を利用しようとすれば、温泉が湧いている土地そのものの所有権を取得するか、温泉を汲み上げる権利(湯口権)を取得するか、または温泉を引き込む権利(引湯権)を取得する。あるいは、引湯権を持つ人か...続きを読む
オーナーチェンジ
ガイド記事平野 雅之オーナーチェンジ【おーなーちぇんじ】賃貸中の住宅や事務所などを、そのままの状態で売買すること。買い手(投資家)にとっては、新たに賃借人を探す必要がなく、すぐに収益を得られるというメリットがある。賃借人に対して事前に知らせることは少なく、ある日突然に家主が代わることになるものの、売買に合わせて従前の賃...続きを読む
レインズ
ガイド記事平野 雅之レインズ【れいんず】RealEstateInformationNetworkSystemの略(=REINS)。不動産業者間における物件情報交換システムである。東日本レインズ、中部レインズ、近畿レインズ、西日本レインズの4つのネットワーク(指定流通機構)が稼働中で、東日本レインズなら北海道から新潟、長...続きを読む
債権
ガイド記事平野 雅之債権【さいけん】人に対して金銭の支払いや物の引き渡しなどを求めることのできる権利が「債権」であり、それに対して支払いや引き渡しなどの義務を負うのが「債務」である。住宅ローンなどを借りた場合に、金融機関を債権者(抵当権者)として抵当権の登記がされる。そのとき「債権額」として当初の借入額が記載され、返済...続きを読む
最低売却価額
ガイド記事平野 雅之最低売却価額【さいていばいきゃくかがく】競売において買受け希望額の最低限度をあらかじめ定めておく制度だったが、裁判所が行なう不動産競売では民事執行法の改正により平成17年3月をもって廃止された。平成17年4月1日からは「売却基準価額」が定められ、その価額から10分の2に相当する額を控除した額が「買受...続きを読む
更地
ガイド記事平野 雅之更地【さらち】建物や構築物などの定着物がない、まっさらな宅地(購入などで権利を得ればただちに建物の建築が可能な土地で、宅建業法上の「宅地」とは意味が異なる)のこと。ただし、たとえ市街化区域内であっても「耕作されていない農地」や「樹木のない山林」は、表面が土だけだったとしても「更地」とはいわない。都市...続きを読む
清算金と精算金の使い分け方
ガイド記事平野 雅之精算金と清算金清算金と精算金の使い分け方物件の引き渡し時に売主と買主との間において、固定資産税・都市計画税の年額、あるいはマンションであれば管理費・修繕積立金の月額などを日割りで清算することが慣例となっている。この場合、厳密にいえば日割り日数にもとづいて細かく計算することが「精算」であり、その結果に...続きを読む
成約事例
ガイド記事平野 雅之成約事例【せいやくじれい】不動産の売買事例には、一般向けに売り出したときの価額である「売出事例」と、実際に売買契約が締結された価額である「成約事例」とがある。よほど特殊な事情がないかぎり売出価額よりも高値で取引されることはなく、当然ながら両者が同額か、もしくは「成約事例」のほうが低い価額となるが、特...続きを読む