不動産売買の法律・制度/ガイド:平野の私的不動産用語集

オーナーチェンジ

「オーナーチェンジ」についての用語解説です。不動産の売買におけるオーナーチェンジの意味を正しく理解しておきましょう。(2013年改訂版、初出:2006年8月)

執筆者:平野 雅之


オーナーチェンジ

【おーなーちぇんじ】

賃貸中の住宅や事務所などを、そのままの状態で売買すること。買い手(投資家)にとっては、新たに賃借人を探す必要がなく、すぐに収益を得られるというメリットがある。

賃借人に対して事前に知らせることは少なく、ある日突然に家主が代わることになるものの、売買に合わせて従前の賃貸借契約条件を変更することはほとんどない。ただし、更新時期に契約条件の変更を申し入れられることは十分に考えられる。

「賃借人付売買」とも言うが、もちろん人身売買ではない。

ちなみに、某経済評論家が「オーナーチェンジとは、所有者が代わることの意味で、つまり不動産の売買全般を指します」とテレビで解説をしていたが、不動産の世界でそれは通じない。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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