糖尿病
糖尿病の食事療法の基礎知識(3ページ目)
糖尿病治療の基本は食事療法。無理なく糖尿病食を取り入れられるよう、知っておきたい糖尿病食のポイント、基礎知識をまとめました。毎日の食生活に活用してください。
記事一覧
2型糖尿病には高ファイバー食より低GI食
ガイド記事河合 勝幸テレビで食後血糖値を上げない低グリセミック指数(GI)の話をしている医師を時々見かけますが、どうも低GI食と高ファイバー食を混同しているようです。低GI食と高ファイバー食は同じではありません。アメリカの権威ある医学誌JAMAの最新号(2008.12月17日)に2型糖尿病における低GI食と高ファイバー...続きを読む
満腹感のヒミツ
ガイド記事河合 勝幸長い間よく分らないままに『すい臓』に作用していると考えられていたホルモンが脳神経に満腹感を伝える伝達物質であることが判明しました。ペプチドYY3-36あるいは単にPYYと呼ばれるものです。これが錠剤になれば、頼りにならない『意思力』で、抑えきれない食欲と格闘することもなくなります。夢のような話ですが...続きを読む
低炭水化物ダイエットに注目!
ガイド記事河合 勝幸話題のローカーブ食とは1990年代のローファット食の流行を憶えていますか?今、世界のトレンドはローカーブダイエットです。『カーブ』とはCarbohydrate(炭水化物)のCarbのことです。わが国でも2年前に低インスリンダイエットというのがはやりましたね。あれはグリセミック指数の名のもとに、根拠の...続きを読む
最強の抗酸化物はアズキでした!
ガイド記事河合 勝幸食物に含まれる抗酸化物の話題がホットです。アメリカ農務省の研究者が100種類の果物や野菜、木の実、スパイスやハーブなどの抗酸化力を調べたところ、意外や意外、赤い豆類がトップでベリー類がそれに続きます。豆類とベリー類がベスト抗酸化物でした金時豆のサラダ。甘くしないように。からだをフリーラジカルから守る...続きを読む
にがりはマグネシウム・サプリです。 『にがり』と糖尿病
ガイド記事河合 勝幸にがりダイエットがもてはやされたり、あるいは(独)国立健康栄養研究所がダイエット効果は根拠なしと発表したりと混乱してますが、これは本物の研究成果です。わが国の糖尿病研究をリードする慈恵会医科大学(東京・港区)の研究者たちが2型糖尿病者にマグネシウムサプリメントとして『にがり』を投与したところ、明らか...続きを読む
1日6回も食べる人の方がなぜ痩せてるの?
ガイド記事河合 勝幸大鍋で作ったパエリアですが、1人前は意外と小盛りです。おいしく食べられる「量」があるのですね。(スペイン)我慢して1日2食しか食べていない人より、5回も6回も食べてる人がなぜか太らない!どちらがカロリーを多く取るかと言うと、もちろん回数の多い人です。でも痩せているというのは、ミステリーですね!不思議...続きを読む
カロリー計算が苦手?秘訣がありますよ!
ガイド記事河合 勝幸日本肥満学会が"サン・サン運動"を提唱しています。3ヵ月で3kg減量、ウエストを3cm縮めようというものです。どうしてもカロリーの話になりそうですね。4月から40歳以上の健保組合加入者に対し、メタボ予防の特定検診、特定保健指導が始まります。そこで、カロリーオーバーで責められるであろう(?)友に、やさ...続きを読む
糖尿病とサプリメント ビタミンCとEは血管を守る?
ガイド記事河合 勝幸なんと、ビタミンEの取り過ぎは死亡率を高めるという発表がありました。でも、どの位が取り過ぎでしょうか?これを調べているうれしい研究者の話をご紹介します。まさに燃料電池を体現するカラダ「抗酸化物」という、よく分からない言葉がマスコミにあふれていますね。「食べ物を燃やしてエネルギーを取り出す」とよく言わ...続きを読む
食品ピラミッドは未完成ですが…… アメリカ栄養ガイドライン発表!
ガイド記事河合 勝幸健康と生活習慣病予防の『栄養ガイドライン』が2005年1月12日に発表されました。アメリカ農務省(USDA)と厚生省(HHS)のチームによるもので、5年毎に一新して今回のものが第6版です。医師や栄養士の食事指導の基準になるものですから、日本の糖尿病者にも遠からずこの影響がおよぶでしょう。新しくなった...続きを読む
お仕着せの食事指導はgood-bye, 新フードピラミッドは個の尊重
ガイド記事河合 勝幸新しいフードピラミッド食事療法でおなじみのフードピラミッド(アメリカ農務省)が新築されました。マイピラミッド(MyPyramid)という名のとおり、食事も運動も一人ひとりに合わせたガイドラインが表示されます。アメリカの食事ガイドラインは食生活の変化やライフスタイル、医療・栄養学の進歩に合わせて5年ご...続きを読む