不動産売買の法律・制度
不動産売買の法制度(8ページ目)
最低限知っておきたい住宅・不動産の法律について解説します。建築基準法や都市計画法、住宅品質確保促進法やその他法制度について、一般の人にも知ってもらいたいものを紹介します。
記事一覧
家づくり講座2:用途地域を調べる
ガイド記事佐川 旭第一種低層住居専用地域家づくり講座シリーズの第2回目は「用途地域」。用途地域とは、良好な市街地形成のため、市街化区域内において建築物の用途、大きさ、形態などの基本的な事項を定めたものです。言い換えると用途地域は、その場所に建てられている建物の種類や用途などを示していて、将来どんな街並みになるのかをあ...続きを読む
契約のときに売主本人が来なくて代理人が!
ガイド記事平野 雅之不動産の売買契約を締結するときには、売主の本人確認をすることが非常に重要ですが……。先日、土地の売買契約を行ない、引き渡しは1か月先になっています。売主は個人の方ですが、契約のときは「都合が悪くなった」ということでその売主本人が現れず、その代わりに代理人だと名乗る人が来ました。その場では不動産業者か...続きを読む
環境良好の工業地域に建つ一戸建て
ガイド記事平野 雅之住環境を重視して住宅を選ぶのなら、一般的には「第一種低層住居専用地域」で考えたいところですが、他の用途地域でも環境の優れた住宅地があるようです。一戸建て住宅を探しています。不動産会社の人から新築建売物件や中古物件をいくつか紹介されるうち、自分たちの希望する大きさで、予算にも合いそうなものが見つかりま...続きを読む
入居直後のエアコン故障は補償される?
ガイド記事平野 雅之中古住宅を購入するとき、室内の付帯設備に関しては「付いているから大丈夫」などとはいえないようです。築10年の中古住宅を購入してその引き渡しを受け、2月下旬に入居したのですが、各部屋に付いていたエアコン4台のうち2台は問題ないものの、1台は十分に暖まらず、もう1台は作動音がかなり大きかったため、結局2...続きを読む
私道のチェックポイント
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.87】一戸建て住宅や土地を購入するときに、敷地前面の道路が私道だと敬遠したくなることもあるでしょう。また、売買価格の評価が公道の場合に比べて低めになることもあります。大半の私道は問題のないものであり、やみくもに避ける必要はないのですが、それでも購入前に慎重なチェック...続きを読む
農地法による制限と土地売買
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.75】農地法の本来の目的は「耕作者が自ら農地を取得することを促進し、その権利の保護と優良な農地の確保や生産力の増進を図ること」です。しかし、1952年(昭和27年)に法律が制定されてから現在まで60年あまりの間に社会的背景も大きく変わり、住宅用地への転用や他の事業に...続きを読む
同じ物件を2社から案内されて困った!?
ガイド記事平野 雅之住宅を購入する立場の買主が、不動産業者同士の争いに巻き込まれて右往左往することがないように気をつけたいものですね。中古の一戸建て、もしくは土地を購入しようと思って物件を探していたのですが、少々困った事態になってしまいました。どうすれば良いのでしょうか?というのも、物件の紹介をいくつかの不動産会社に依...続きを読む
「地区計画等」って何のこと?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.74】住宅など不動産を購入する前の重要事項説明で、その物件のエリアが「地区計画等」の対象になることが説明される場合もあります。しかし、一般の人はあまり聞いたことのない言葉ではないでしょうか。建物の用途や形態、大きさなどを制限する規定には、用途地域、建ぺい率、容積率な...続きを読む
マンションの既存不適格ってどういうこと?
ガイド記事平野 雅之マンションの耐震強度偽装事件が世間を騒がせた時期もありましたが、そのような欠陥マンションは論外だとしても、既存不適格建築物である中古マンションは数多くあり、大きな問題点を抱えています。都内でやや古めの中古マンションを購入しようとしたところ、不動産業者の人から「このマンションは既存不適格建築物なので、...続きを読む
高度地区による制限のあらまし
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.63】建物の高さを制限する規定として、≪建物の高さの制限≫で「絶対高さ」「道路斜線」「隣地斜線」「北側斜線」「日影規制」の概略を説明しましたが、それ以外にも重要な規定があります。都市計画で定められた「高度地区」による制限です。高度地区について、都市計画法(第9条第1...続きを読む