不動産売買の法律・制度
不動産売買の法制度(10ページ目)
最低限知っておきたい住宅・不動産の法律について解説します。建築基準法や都市計画法、住宅品質確保促進法やその他法制度について、一般の人にも知ってもらいたいものを紹介します。
記事一覧
売主が管理費などを滞納!買主はどうなる?
ガイド記事平野 雅之今回は、中古マンションを売買する際における、管理費・修繕積立金などの滞納分の取り扱いについてご質問をいただきました。中古マンションの購入を検討していますが、ある本に「売主が管理費や修繕積立金を滞納していると、その支払い義務が買主に引き継がれるので注意しなければならない」と書いてありました。多額の滞納...続きを読む
地目の種類と注意点
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.52】不動産の登記のうち、土地についての表示項目には「地目(ちもく)」というものがあります。地目とはいったい何なのか、その種類や注意点などについて簡単に整理しておきましょう。地目とは?地目とは、不動産登記法に定められた土地の区分で、現況の用途、利用目的などによってい...続きを読む
ゴミ屋敷の存在は重要事項説明の対象なの?
ガイド記事平野 雅之ときどきテレビなどでも取り上げられている「ゴミ屋敷」ですが、それが自宅のそばにあると困りものですね。このような質問をしてよいのかどうか迷いましたが、住宅を購入するときの参考のために教えてください。いま自分が住んでいる場所の近くに、いわゆる「ゴミ屋敷」があり、テレビ番組でも取材していました。見た目や異...続きを読む
みなし道路とは?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.35】古くからある住宅地では敷地の前面が「みなし道路」の場合も多いのですが、これはいったいどのようなものでしょうか。建築基準法で定める接道義務によれば、建築物の敷地は「建築基準法による道路」に2m以上接していなければならず、この道路は基本的に幅員4m以上とされていま...続きを読む
セットバックの中心線をどう考える?
ガイド記事平野 雅之住宅の敷地にとって道路はたいへん重要なものであり、また、問題の生じやすい部分です。今回も道路に関するご質問をいただきました。現在は更地となっている土地を購入して住宅を建築する予定です。検討している土地の前面道路は幅が3.4mであり、不動産業者による説明ではその中心線から2mの部分まで、30cm分のセ...続きを読む
位置指定道路とは?
ガイド記事平野 雅之【ガイドの不動産売買基礎講座No.34】建築基準法の第43条には「都市計画区域内の建築敷地は、建築基準法上の道路に2m以上接していること」という接道義務が定められており、この道路の種別は第42条で定義されています。このなかで法第42条1項5号に定義されているものが、いわゆる位置指定道路です。位置指定...続きを読む
不動産取引における個人情報保護法の適用
ガイド記事平野 雅之個人情報保護法が平成17年(2005年)4月1日に全面施行されました。当時、それぞれの職場で個人情報保護法への対応に奔走されたかたも少なくないでしょう。もちろん、不動産業界も例外ではありません。個人情報保護法への実務的な取り組みについては、一般企業では経済産業省によるガイドラインに沿って行なわれるケ...続きを読む
売買契約と引き渡し~住宅購入の流れ・手順 6
ガイド記事平野 雅之気に入った物件が見つかり、〔購入物件の決定〕の手順で説明したように物件や周辺環境、資金計画の再チェックなどもして、問題がなければ購入の申し込みをします。そして、住宅購入の手順もこれからが本番です。何らかのトラブルが生じやすいのもこの段階以降ですから、慌しい動きの中でうっかりミスなどをしないよう気をつ...続きを読む
防火地域と準防火地域
ガイド記事平野 雅之防火地域と準防火地域について詳しくはこちら≪防火地域と準防火地域の基礎知識≫【ガイドの不動産売買基礎講座No.20】都市計画区域内では、都市防災上の観点から建物の構造に制限が加えられる場合があります。それが用途地域とは別に定められる「防火地域」と「準防火地域」です。防火地域は主に商業地域において指定...続きを読む
土地と建物の登記が一致しない?
ガイド記事平野 雅之今回は少し専門的な話になりますが、登記上の土地の地番と建物の所在地番が一致しないケースについてのご質問をいただきました。中古一戸建ての購入を検討していて、業者の人からその土地と建物の謄本、それに公図のコピーをもらったのですが、土地の地番が「23番27」なのに対し、建物の所在のところには「23番地11...続きを読む