ワイン
特別な日の高級ワイン
希少ワインや古酒には、味わいの奥深く秘められた魅力がある。通人・粋人・目利きと玄人が出入りするレアワインの世界にようこそ!
記事一覧
偉大な貴腐ワイン、ノーブル・ワン25周年
ガイド記事橋本 伸彦オーストラリアを代表する貴腐ワインノーブル・ワンといえば、数多くのワイン・コンテストでメダルやトロフィーを獲得し続けておりオーストラリアではもう押しも押されぬ大御所ワインである。また英国などヨーロッパでの知名度も高く、世界の貴腐ワインというような場合によく話題にのぼるワイン通のワインである。セミヨン...続きを読む
デュジャックとヴィレーヌ:大物の共演
ガイド記事橋本 伸彦2社と3か所のワインブルゴーニュの最高峰ロマネ・コンティの共同経営者ド・ヴィレーヌ氏が、それとは別に妻と連名のドメーヌ『オーベール&パメラ・ド・ヴィレーヌ』を所有して赤白のワインを造っている。中でもよく知られているのは、アリゴテから造る非常に洗練された白ワインだ。質問に耳を傾けるドメーヌ・デュジャッ...続きを読む
『神の意思』を味わう:プロヴィダンス
ガイド記事橋本 伸彦「神の意思」を味わうプロヴィダンスという言葉は英語で「摂理」「神意」といった意味がある。その名を冠したワイナリーがニュージーランドにある。その深い味わいは、あたかもボルドー右岸の最高級ワインのようだとも言われる。プロヴィダンスが造る5つのワインがテイスティングに供された10月からプロヴィダンスのワイ...続きを読む
とろり魅惑のマデイラ古酒が勢揃い!
ガイド記事橋本 伸彦「マデラ」じゃないですよ、「マデイラ」ですよボトルに直接書かれた銘柄は長い貯蔵期間を経ても判読可能。バーベイト社の10年熟成ヴェルデーリョ(ブドウ品種)は香り高くまろやかで余韻も長い。10年以上熟成したワインをブレンドしたものはオールド・リザーヴまたはスペシャル・リザーヴと呼ばれる「マデラソース」と...続きを読む
ペトリュスを造るムエックスのワインを利く
ガイド記事橋本 伸彦ムエックス家の次世代始動現在、世界トップクラスの高値がつくワインがシャトー・ペトリュスである。伝統的にメルロー主体の右岸ワインは長期熟成に向かないとして、ボルドーの中でもランクの低いものとされていた。そんな中、ほとんどメルローのみ使用して品質を上げ、凝縮した力強い味わいに仕上げた。メルローで数十年経...続きを読む
東京の『シャトー』にて、ボルドーを飲む
ガイド記事橋本 伸彦日本人が多く飲むボルドーご存じだろうか?日本はボルドーにとってアジア最大の得意先である。2006年に日本のボルドーワイン輸入額は182億円に上り、輸入量・金額ともに世界第5位である。EU諸国のボルドーワインの輸入合計は1997年をピークに緩やかに減っており、その一方で特に増えているのは北米とアジア。...続きを読む
サクラ咲く今、このワインを味わって考える
ガイド記事橋本 伸彦日本のサクラの季節をイメージ春にちなんで、サクラをラベルに載せたワインを採り上げる。まずはドメーヌ・シュヴロ。ブルゴーニュはコートドールのメランジュという地域で1798年からワインを造っているというシュヴロ家の家族経営で、1973年から当主となったフェルナン・シュヴロ氏が引退し、長男パブロそして弟の...続きを読む
ニュートンのワインに、この料理を。
ガイド記事橋本 伸彦謎のワイン年末年始に何を飲むか?ワイン好きにとって、楽しくも悩ましい季節である。取って置きのボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュで皆を瞠目させるのもいい。だが、古典的なものばかりでもつまらない。ここはひとつ、新世界から個性的なワインをお勧めしたい。合わせる料理のヒントも同時にご覧頂けるはずである。...続きを読む
秋の夜長に、とろとろと。日本の貴腐ワイン
ガイド記事橋本 伸彦カビのついたブドウ林農園では昔から、灰色カビ病に悩まされた。カビの付いたブドウなんて、ワインに使えないじゃないか。困ったものだ。そう思っていたという。だが、灰色カビが熟した白ブドウに付くと、しなびてレーズン状になったブドウからは恐ろしく凝縮した、独特の味わいのとろりとしたワインが出来る。貴腐ワインで...続きを読む
ヤマウズラがささやく…愛してるワイン。
ガイド記事橋本 伸彦ロマネ・コンティに匹敵?ネゴシアンのアントナン・ロデが一手に扱う『ドメーヌ・デ・ペルドリ』ほどメディアで喧伝されたワインも少ない。1996年にオーナーが個人として買収して以来、高名な評論家たちが絶賛し、ワイン誌も採り上げ、ショップでは品薄…という具合。特に最上級キュヴェのエシェゾー。評価本「ル・クラ...続きを読む