ワイン/特別な日の高級ワイン

東京の『シャトー』にて、ボルドーを飲む

ボルドーワイン委員会の発案で日本の専門家たちが選んだ、手頃でおいしいワインのセレクション『バリューボルドー2007』。お披露目会場は、東京・恵比寿『シャトーレストラン・ジョエル・ロブション』だった。

執筆者:橋本 伸彦

日本人が多く飲むボルドー

ご存じだろうか? 日本はボルドーにとってアジア最大の得意先である。2006年に日本のボルドーワイン輸入額は182億円に上り、輸入量・金額ともに世界第5位である。

EU諸国のボルドーワインの輸入合計は1997年をピークに緩やかに減っており、その一方で特に増えているのは北米とアジア。2006年のボルドーワインの輸入量は前年比でアメリカ1.2倍、韓国1.5倍、中国2倍をそれぞれ超えた。この数字はボルドーワイン委員会によるもので、こうした現状からボルドーはアジア、特に日本市場を重要視している。

お値打ボルドーを選出

実際に日本でボルドーワインはたくさん出回っているが、どれを飲んだらいいのか選び方が分からない人は多い。そこでボルドーワイン委員会が中心となり、日本のワイン業界人10人に依頼して選んだ『バリューボルドー2007』を発表した。

発表の会場では選ばれたワインの数々が並べられる

選考方法をお教えしよう。1本が1,000円から3,500円と手頃な価格帯で国内流通しているワインを対象とした。この条件に当てはまる420本が輸入会社から提供され、その中から上位(約4分の1)のワインを選んでいる。テイスターはワインスクール、レストラン、酒販店とさまざまな分野で活躍する10人で、各自ブラインドテイスティング(銘柄を知らずに利く)で付けた点数を合計した上位である。これならば、先入観抜きのセレクションと言えるだろう。

生産者も来日した!>>
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