フレンチ
東京のレストラン(8ページ目)
フレンチのレストランといえば、雰囲気、調度品、素材、料理、ワインなどすべてが非日常性の固まり。そしてお値段は一人25,000円以上の、まさにグランメゾン。年に1度は!というハレの日にどうぞ。
記事一覧
アンブローシア(京王プラザホテル)
ガイド記事嶋 啓祐いつも安定したクオリティが保たれているのも魅力のひとつ伝統を引き継ぐ京王プラザのメインダイニングホテルのレストランは街場のタベアルキストにとっては何か特別な理由がないとなかなか足を向けることのない場所かも知れない。平均的な驚きのないメニューと味わいを想像してしまうが、それはきっと若い頃に経験した驚き...続きを読む
ベージュ アラン・デュカス 東京(銀座)
ガイド記事嶋 啓祐銀座スタイルの店に前回のガイド記事「美食のテクノロジー」においてアラン・デュカスについて少し書いてみたのだが、その中で『記憶ーどこに向かっているかを知るためにも、どこから来たかを忘れてはいけない』という一節がある。彼の出身はバスク地方の小さな村、カステルサラザン。そこから名だたるレストランを渡り歩く...続きを読む
ピエール・ガニエール・ア・東京(青山)
ガイド記事嶋 啓祐ピエール・ガニェール単独インタビュー厨房のピカソと言われるが本人は気にも留めていない様子だピエール・ガニェールに会うのは3回目か。PGが開店してから早くも2年という歳月が流れた。先日発表されたミシュラン東京の星は2つ。「まあ、最初にしてはこんなものじゃないかな。」「日本を訪れる外国人にわかり易く、詳...続きを読む
ラブレー(代官山)
ガイド記事嶋 啓祐ラブレー、再び寒い季節も庭には花が咲き誇るとある日曜日の夜、半年ぶりにラブレーへ出掛けた。かろうじて空いていた2席に滑り込み、まずはジョゼ・ミシェルで乾杯。いわゆる自然派のシャンパーニュで、このヴィンテージものは今、発売中のブルータス誌において非常に高い評価がされている。ピノ・ムニエ主体の作りは力強...続きを読む
ロオジエ(銀座)
ガイド記事嶋 啓祐色、香り、味わいのすべてを楽しみたい料理とワインの関係とはマリアージュ初秋の銀座は並木通り。幾分かはもの淋しさを感じる季節だが、ここだけはいつも華やかで何かウキウキする気持ちになる。それもそのはず、パリの2つ星レストラン、ル・ブリストルの総料理長エリック・フレションとのロオジエのブルーノ・メナールに...続きを読む
快楽的肉料理の世界へ(マルカッサン)
ガイド記事嶋 啓祐エントランスも可愛らしい作り肉料理の快楽世界へ油の滴る分厚く切られた豚のグリエにぎゅっとナイフを入れる瞬間。噛み砕く歯の間から毀れる脂身と肉の繊維。飲み込む瞬間の言いようのない快楽。香り立つ赤ワインで味わいの残骸を流し込む余韻。ああ、肉は素晴らしい。肉料理はやっぱ料理の主役だ!!と思い込んで出掛けた...続きを読む
【移転】サラマンジェ(虎ノ門)
ガイド記事嶋 啓祐銀座に移転後のガイド記事はこちら【以下は虎ノ門の路地裏にあった時代の記事です】驚愕のリヨン料理迷った挙句にオーダーした「豚ばら肉のカルボナード」がカウンターのすぐそこで火入れを待つ。「で、でかい。。。あれは二人分なのだろうか、それとも。。。」ソースが仕込まれ、付け合せの煮込野菜が盛られていく。香りが...続きを読む
ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード(銀座)
ガイド記事嶋 啓祐銀座とシャネル、そしてベージュ私にとって銀座は社会に出て最初に仕事をした場所。初めて給料をもらった思い出深い街だ。今から20年以上前の話だが、当時の銀座は有楽町マリオンがすでにあり、晴海通りに面した赤レンガのビルには野村證券の銀座支店があり、NTTの株式上場やらで株式市場が活気付き、バブルにGo!と...続きを読む
ラブレー(代官山)
ガイド記事嶋 啓祐歴史を刻むレストラン、そしてシェフエントランスまでのアプローチも楽しいラブレーの宮地澄人シェフはここ最近非常に腕を上げている料理人かも知れない。3か月に一度は彼の料理を食べてきたが、先日の料理は時に印象に残るものだった。特段輝かしいキャリアや修行経験があるわけではないが、歴史あるレストランで自分の歴...続きを読む
エル ブランシュ(麻布十番)
ガイド記事嶋 啓祐今年最も記憶に残る料理の一つになるかも知れない5月30日に再訪。新メニューであるホロホロ鳥を食べに行く価値は十分にありそうだ。特にマッシュルームや赤ピーマンを詰めた胸肉は圧巻。ヴォーヌロマネのワインを使ったソースはやさしく肉の旨みと一体になる。ナイフを持つより手でがっつりいったほうがいいかもしれない...続きを読む