不妊症
不妊症の基礎知識・治療法・薬(2ページ目)
晩婚化、出産の高齢化と比例して増えている不妊症。不妊症の原因、検査法、主な不妊治療、不妊症の治療薬など、不妊治療を受ける前に知っておいてほしい、不妊症の基礎知識をまとめました。
記事一覧
不妊治療新薬フォリスチムが保険適用に!
ガイド記事池上 文尋不妊治療新薬フォリスチムが保険適用に!フォリスチム製剤写真(75IU・150IU)です。今回は50IU製剤が追加になりました。このオールアバウトでも2回特集記事として取り上げた不妊治療新薬のフォリスチムですが、このたび多くの患者さんの要望と関係者のご尽力で一般排卵誘発への処方が保険適用となりました。...続きを読む
注目の新薬「セトロタイド」
ガイド記事池上 文尋昨年から数回、メールマガジンや学会報告で取り上げていた新薬「セトロタイド」がようやく発売になりました。関係者の方にお伺いするとこの薬剤が世に出てくるまでには色々、紆余曲折があったようです。セトロタイド0.25mgの製剤写真です。学会で多くの医療関係者の皆さんにセトロタイドのお話をお伺いしましたが、不...続きを読む
運動不足って不妊症の原因?
ガイド記事池上 文尋今の世の中はなんでも便利な時代になりました。家事では掃除は箒とちりとりから掃除機へ。そして炊事はかまどから電子ジャーへ、洗濯は洗濯機と乾燥機へと大きく変わりました。街の中に目を移すとマンションは階段だけでなくエレベーターが付き、駅やデパートはエスカレーターに変わったので歩く距離や足にかかる負担がかな...続きを読む
「不妊症」って病気??
ガイド記事池上 文尋不妊症って病気なの?こんな質問をする方が結構多いのです。確かに体のどこも痛くないし、体もいたって健康なのに・・・。◇でもこれは医学では疾患とされています。不妊症の定義は、「健康な男女が子供を望んで性行為を行っているにもかかわらず、2年以上赤ちゃんができない」となっております。◇基本的に正常な男女がそ...続きを読む
不妊の初期治療であるクロミフェン療法とは?
ガイド記事池上 文尋無排卵治療薬として最初に使われるクロミフェン薬を長期に使う場合はきちんと質問し、話を聞くことが必要クロミフェンは、無排卵治療薬として最初に使われるお薬であり、最も良く用いられています。クロミフェンで最も処方されている薬は「クロミッド」。他にも、セロフェン、オリフェン、フェミロンなどの名前の薬がありま...続きを読む
基礎体温を測るのは面倒!?
ガイド記事池上 文尋不妊治療において基礎体温をチェックする事はよく知られていることですが、朝起きて眠い眼をこすりながら、体温を測るというのは非常にストレスであるという方も多いかと思います。朝の忙しい状況を考えるとどうしてもその計測が億劫になるという声もよく聞きます。次世代型基礎体温計測器と言える機能とフォルムです。しか...続きを読む
治療マイルストーンの重要性
ガイド記事池上 文尋治療で一番不安に思うのは?不妊治療をしていて何が一番不安に感じるかというと「この不妊はいつになったら治って妊娠するの?」という部分だと思います。これはどんな名医でもその時期をはっきりと言えません。妊娠の成立は神のみぞ知る部分でまだまだ未解明な部分が多いからです。実は私も治療に時間のかかる皮膚疾患にか...続きを読む
高プロラクチン血症ってなあに?
ガイド記事池上 文尋今回から、不妊の原因について、シリーズで解説したいと思います。その第1弾として、「高プロラクチン血症」についてご説明します。不妊の原因は、様々な要因が複合して起こっている場合が多いのですが、「高プロラクチン血症」がその一つで、排卵障害の原因の10~20%を占めると言われています。妊娠したことがないの...続きを読む
うつ病治療が精子に影響を与える!?
ガイド記事池上 文尋うつ病治療薬の副作用ストレス時代の今日、うつ病が社会問題になっていることは新聞報道等で皆さんもよく知っていることと思いますが、その治療に使われる抗うつ剤、それも世界で最もよく処方されている(もちろん日本でも)塩酸パロキセチン水和物(製品名パキシル)に新しい副作用が見つかりました。うつ病は心の風邪と言...続きを読む
男性不妊治療薬「ゴナールエフ 皮下注用」
ガイド記事池上 文尋このたび、不妊治療薬のブランドメーカーであるセローノ・ジャパン(株)から男性不妊治療薬が発売されるということで福岡にて開催された日本泌尿器科学会のランチョンセミナーに取材をさせて頂きました。このゴナールエフ皮下注用は低ゴナドトロピン性男子性腺機能低下症における精子形成の誘導において厚生労働省より製造...続きを読む