不妊治療において基礎体温をチェックする事はよく知られていることですが、朝起きて眠い眼をこすりながら、体温を測るというのは非常にストレスであるという方も多いかと思います。朝の忙しい状況を考えるとどうしてもその計測が億劫になるという声もよく聞きます。

らん's ナイト
次世代型基礎体温計測器と言える機能とフォルムです。
しかし、今回取材を行った「らん’s ナイト」という製品を見た瞬間、それがすべて解消された画期的な製品であることがわかりました。そこで長野県上田市のこの製品を開発したキューオーエル社を訪問、宮島社長にインタビューをしてまいりました。

それではインタビュー内容をどうぞ!

Q)この製品を作るきっかけは?

らん's ナイト
寝ている時に下着につけて寝るだけで、正確な計測が行えます
A)20年ほどITサービスの会社を運営してきましたが、私が女性経営者ということもあって、「同じスキルなら女性を採用したい」と思い続けてきました。実際、大勢の女性たちのマネジメントに関わってきましたが、特に近年「女性の健康が変?」「具合の悪い女性が多い」ことを実感してきました。

そうこうするうちに自分自身も更年期に直面し、「もっと自分の身体のことがわからなくては、とても仕事を続けていけない」と、社内でも頻繁に話し合う機会を持ちました。

調べてみると、生理不順から始まって内膜症や子宮筋腫・不妊や婦人科ガンまで、成人女性の3~4人に1人は女性特有の健康トラブルの予備軍といわれていることもわかりました。

どうしてこんなに具合が悪い女性が多いかというと、多産であった昔の女性は、生涯の月経回数は50回前後。それに比べ、現代女性は平均12.5歳といわれる初潮に始まり、少産ということで何と生涯の月経回数が500回にも及ぶといいます。環境の悪化を始め、多すぎる月経回数が現代女性の身体に大きな負担がかかっていることが想像できます。

またせっかく採用した新入社員の婦人科トラブルなど、社内でも差し迫ったことも続き「ますます何とかしなければいけない」と白熱した議論を続けました。

そして「基礎体温は女性の健康のバロメーター」といわれるように、女性としての自分の健康状態を知るには基礎体温計測が有効というところまでは一致しましたが、「毎朝決まった時間に起きて、口で測るんでしょう。そんなの無理・無理!」という話になってしまいました。

「何がイヤなのか、どこが無理なのか」を突き詰めると、まず毎朝決まった時間に起きるなんて不可能。体温計を口にくわえてじっとしているなんて苦痛。そして計測した値を自分でグラフにつけるなんて面倒くさい。みんなの声をまとめると「面倒くさくて、とてもできない」要するにユーザビリティが悪いの一言につきるものでした。

その面倒くささやユーザビリティの悪さを解消すれば、女性にとってたいへん便利なものになるかもしれない。それがきっかけで本製品の開発に着手しました。

Q)社長の経歴を教えてください

A)ずっと情報に関わる仕事をしてきました。中でも前職では、「電話相談」や「電話情報サービス」といった今日の情報化時代を先取りするような仕事に携わってきたため、インタラクティブなコミュニケーションの面白さ・個人の生活に密着した情報の大切さを学んできたような気がします。

ITサービスの会社をかれこれ20年近くやってきましたが、その経験の中から「女性の健康にフォーカスした情報システムを開発したい」ということになり、従来のサービス会社とは別にこの「らん’s ナイト」を製品化するためにキューオーエル(株)を設立し、今日に至っています。

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