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過失割合が低いのに代車費用がでない謎(2ページ目)

交通事故が起きた!過失は相手の方が多く、通勤にクルマが必要なため代車を要求したが拒否された。こんな場合の代車の請求について考えてみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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代車費用はでないの?

今回の事例は代車費用の請求に関することです。

一般的に自分の過失が0%で相手が100%というような場合であれば、相手方の保険会社も代車費用を認めてくれますが、事例のようにお互いに過失がある場合、代車費用はほとんど認めてくれません。

また事故の形態としてどちらかの過失が0%でどちらかが100%というようなことは、お互いのクルマが動いている場合はほとんどありませんので、まず過失を取られます。

代車が必要な人

そうなってくると代車が必要な人、例えばクルマを

・ 通勤で使う
・ 仕事で使うことがある
・ 家族の送る迎えに使う
・ 地域がら日常生活でないと困る


などの用途で使う人は万が一の事故の際に代車をどのようにカバーするか考えておく必要があります。

もちろん粘り強く交渉していくのも方法の一つではありますが、代車が必要な人はいざというときの対処を考えておきたいものです。

いざというときどのように対処するか

方法として
1.保険契約に代車費用特約を付けておく
2.日頃から無理を言える修理工場があればそこに頼む
3.保険険会社の提携修理工場で修理する
などが主な方法です。

3の保険会社の提携修理工場とは、今はどこの保険会社でも提携の修理工場を持っているので、そこで修理してくれるなら代車は無料でだすというケースはここ数年でかなり増えました。

注意が必要なのは一度修理工場に入庫した後に代車がでないので、代車を出してくれる違う修理工場に移そうとしても処理が面倒だということです。

とくに車両が自走できないときなどは動かすのも手がかかりますので、事故があった最初の段階でどこにクルマを入れるのかをキチンと決めておく必要があります。


[今日の教訓]
「代車が必要な人はどんな方法で代車費用を負担するのかその方法を決めておく!」
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