プロセスのPは仕事の正直さ
インベスコの得能氏は優秀なファンド・マネージャーとしてつとに有名!モーニングスター・ファンドオブザイヤー最優秀賞に2回も選定された投資信託を運用しているエクセレントなチームだ。 |
運用プロセスのほかに、投資手法(ボトムアップ/トップダウン )、銘柄選定からポートフォリオ構築・管理、売買の執行など、すべての工程が投資家の利益のために実行されるべきです。
たとえば、銘柄選択で付加価値と言っているのに、要因分析してみると、国別配分や、先物売買で収益を挙げていると、プロセスが一貫していないということになります。
まれに起きる会計の不正などは、言語道断!投資家の利益をきちんと還元しているか?運用会社の透明性は投資信託の命です。
ピープルのPは優秀な人材
けっきょく、ファンドの品質を決めるのは、投信運用会社で働く人Peopleの質です。
投信運用会社には、いろいろな人がいます。
ファンドマネージャー、アナリスト、バックヤード、管理部門などなど。特に注目すべきは、ファンドマネージャーと経営者です。ファンドマネージャーの氏名を公表しているファンドは近年少なくなりましたが、販売会社に聞けば教えてくれます(教えてくれないような証券会社と付き合うべきではありません)。その人のキャリアを知れば、おのずと経験の厚さや優秀度合いが分かります。
もちろん、ファンドマネージャーの能力が直接的には投信の基準価格に反映してきますが、良きファンドマネージャーは良き経営者の元でしか生まれません。間接的には、投信運用会社の人材(経営者も含めて)すべてのクォリティが大事なのです。
これらのことを調べる方法には、次の3点があります。
1.運用報告書
2.モーニングスターのファンド情報
3.販売会社(証券会社)へ問い合わせ
合理的な選択をさまたげるノイズ(雑音)
ネット証券が普及して、販売会社にわずらわされずに自分ひとりでなんでもできると果敢に挑戦する人が増えていますが、販売会社から情報をもらえないデメリットはバカになりません。もしかすると、販売会社が不要なのではなくて適切な販売会社を選んでいないだけかもしれません。
これから始める人にとって気をつけたい助言は、「コストの安いものを選んでください!」です。実は、これは一番安直な助言です。コストとは、申込み手数料と信託報酬のことですが、この費用率は購入時のどんな書類にも書いてありますから、簡単に分かる数字です。ですので、このような単純な助言は「親切だ!」と受け入れられやすいのですが、コストはサービスの対価なのです。
サービスに見合ったものかを判断することを避けて、安直に安いものをすすめられては、多くの庶民が「安かろう、悪かろう」のファンドをつかんでしまいます。
まず良いファンドを選び、ファンドの選び方が身に付いたら、さらに投資効率をあげるためにコスト面からファンドを厳選する上級者になる!というのが、理想的なコースなのです。
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