投資する会社の現場を確かめる
オートバイの買取チェーン会社への投資を検討しているファンドマネージャーは実際に店舗に出向き、商いの現場を確かめる。 |
今日は大宮のバイク買取専門チェーン店を訪問。商品の陳列をチェックしたり、店員さんから売れ行きを聞き取ったりと生の情報を仕込む。
夕方になると、アジアの市場が閉じ、ヨーロッパの市場が開きだす。日本株のファンドマネジャーとはいえ世界の株価指標のチェックも欠かせない。会社に戻ってパソコンを開く。
夜になり、オフィスの喧騒がおさまるころ、落ち着いた仕事がやっとできる環境になる。直近のひと月を振り返り、運用経過をまとめなければならない。
これから買付けようとする投資先の調査結果を確認して、将来の予想株価を算出する。本質的な企業価値を発見して、未来のキャピタル・ゲインを見越して資金投入することがファンド・マネージャーの醍醐味だ!
午後22時 帰宅の途につく。
(子どもの寝顔は、最高の元気回復剤)
今日も一日、お疲れさま~
なかなかプレッシャーのかかる仕事だが、家族のためにもしっかりと結果を出していきたい! |
また、仕事の成果はファンドの収益率ではっきりと表れるので、言い逃れはできない。ただ単に高待遇が約束されているのではなくて、究極の成果主義といえるシビアーなプロフェッショナルだ。
さらに、投資信託を作る会社も電子頭脳の集合のようなイメージがあるのは幻想で、実は泥臭い。基礎的な調査、正確なデリバリー、時間をかけたマーケッテイング、熟練スタッフの育成など、まるで伝統的な製造業さながら。根気の要る仕事なんだ!
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