台北/台北の中国茶・茶芸館

台北近郊の茶芸館(3ページ目)

茶畑が広がる『猫空』の茶芸館や、敷地600坪の優美な茶芸館など「行ってみたいけど、ちょっと遠そう……」と諦めていたかたにこそ行ってほしい、台北駅から20分~1時間移動すれば楽しめる素敵な茶藝館を紹介します

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

雄光逸馬堂(ショングアンイーマータン)でこだわりの阿里山茶を

雄光逸馬堂
午後の光が射し込む、雄光逸馬堂
雄光逸馬堂(ショングアン イーマータン)は天母(ティエンムー)にある茶芸館です。店内に美しい中華家具が配された広めの個室スペースが1つあり、こちらがとても寛げる空間なのです。雄光逸馬堂でお出ししているお茶は、店主の林さんが選んだ阿里山石卓珠露茶と凍頂烏龍茶のみ。なかでもご主人のこだわりは『阿里山石卓珠露茶』です。

個室
柔らかな照明と、美しい家具……あとは美味しいお茶があれば
雄光逸馬堂もまた、茶葉を1つオーダーして、それを皆で飲むという台湾スタイル(1人あたり150元の「茶水費」つまりお湯代がかかります)。茶葉は小さな茶筒に入っていて、茶葉が余った時は持ち帰りが可能です。お茶の味だけを純粋に楽しんでいただきたいというご主人の意向から、メニューにお茶菓子はありません。

 
店内
二胡の演奏がある日もあります
ランチタイムとデイナータイムは、日替わり定食が人気で満席になってしまいます。ゆっくりとお茶を楽しみたいならば、14時から17時くらいの間に行くと良いでしょう。

雄光逸馬堂がある天母(ティエンムー)付近は台北の中心地からやや距離がありますが、士林夜市が近いので、雄光逸馬堂で美味しいお茶をいただいたあとは、タクシーに乗って士林夜市へ向かうコースもおすすめですよ。

台湾茶は5~6煎くらい楽しめますので、茶芸館では時間をたっぷりとってゆったりと過ごすのが台湾流です。安らぎのひとときを、雄光逸馬堂で過ごしてみませんか。

 

雄光逸馬堂外観
中山北路から少し奥に入ったところにあります
<DATA>
■雄光逸馬堂(ショングアン イーマータン)
所在地:北市中山北路6段236巷1弄2號(最寄り駅 MRT淡水線明徳駅)MRT台北駅から8つ目
TEL:(02)2832-2597 
FAX:(02)2834-0377
営業時間:11:00~22:30(食事は昼12:00~14:00と、晩18:00~21:00の間)
休日:第1・3・5週の日曜と旧正月
地図:ここをクリックして、『台北市中山北路6段236巷1弄2號』をコピー&ペーストしてご覧下さい
茶葉代:阿里山石卓珠露茶 400元(約1,360円)、300元(約1,020円)、200元(約660円)(3ランクのお茶を用意しています。いずれも37g入り)、凍頂烏龍茶 100元(約330円/37g)
お湯(茶水)代:1人150元(約510円)その日に仕入れた食材で作られる台湾家庭料理の日替わり定食 昼180元(約610円)晩250元(約850円)が地元の人々に人気があります

オーダー方法は台湾スタイル。茶葉は1缶(37g)の値段ですので、皆で1つお茶を頼み、1人1人のお湯代を別に支払います。例えば友達4人で来て阿里山茶をオーダーした場合は、茶葉代が400元、お湯代が4人で600元ですから合計で1,000元(約3,300円)で、1人当たり約830円ほど。残った茶葉は持ち帰ることが出来ます。
※1元=3.4円で計算しています(2008.9)

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