台湾/台湾の観光

映画みたいな旅がしたい!『闘茶』を巡る旅

7月から公開中の映画『闘茶』の雰囲気が味わえる旅に出かけてみませんか? 『闘茶』は京都と台湾を舞台とした、茶に心を奪われた人々とお茶の物話。台湾のお茶である東方美人や高山茶が香る様な旅をご提案します。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

7月から公開中の映画『闘茶』の雰囲気が味わえる旅に出かけてみませんか? 『闘茶』は京都と台湾を舞台とした、茶に心を奪われた人々と幻のお茶にまつわる物話。台湾のお茶である『東方美人』や『高山烏龍茶』が香るような旅をご提案します。

<記事index>
  • 『闘茶』ってどんな映画? ……P.1
  • 旅の始まりは、美希子が辿り着いた街『西門』から……P.
  • 映画に出てくるお茶の学校のような『冶堂』で茶に酔いしれる……P.
  • 美しき茶芸師、楊が茶藝館を開いた『猫空』で、旅の締めくくりを……P.
  • この時間のためだけに台湾に来た、と思える場所へ……P.

『闘茶』って、どんな映画?

八木圭と美希子
八木圭は、2大銘茶を前に、日本茶で闘茶を挑む。©2008 TEA FIGHT FILM ASSOCIATION
愛する人や守るべきもののために自分を犠牲にしたことが、誰しも人生の中で1つや2つはあるのではないでしょうか。愛する妻のために茶に没頭してその妻を失った男と、愛する父を立ち直らせようとあえて父の教えに刃向かう娘が、それぞれの想いを抱いて台湾へ向かう……茶をめぐる人々の想いが折り重なるように話が流れていきます。

<ストーリー>
古都・京都で何代も続く老舗の茶屋を継ぎながら、全く暖簾を守る気のないぐうたらな店主、八木圭(香川照之)。彼は愛する妻の死が、自分が茶屋の家業を継いだために受けてしまった「黒金茶の呪い」からだと固く信じ、一人娘の美希子(戸田恵梨花)にもお茶の世界に足を踏み入れさせない。

定職に就けない父親に立ち直って欲しいと願う美希子は、ある晩、自宅の古い蔵から「黒金茶の呪い」を説く方法を見つけだした。その鍵が『台湾』にあると知った美希子は、父親に黙って単身、台湾へと向かう。ヤクザの手下に捕まりそうになった美希子は、偶然出会った若き茶芸師、ヤン(ヴィック・チョウ)に危ないところを助けられる。同じ頃、美希子を探して台湾に来た八木は、謎の美女(ニン・チャン)の力を借りることになり……。

4人それぞれの「幸せ」への想いが、交錯していく『闘茶』のシーンは圧巻。監督は、台湾映画界の世界では有名な故・エドワード・ヤン監督の愛弟子、ワン イェミン。音楽は、ジョン・レノンの愛息、ショーン・レノンが担当しています。物語のあちこちで出てくる台湾の観光地や美しい街並み、美味しいお茶などにも注目です。

<DATA>
■闘茶(Tea fight)
  • 出演 : 香川照之 戸田恵梨香 / ヴィック・チョウ ニン・チャン 細田よしひこ ほんこん 藤田陽子 / エリック・ツァン
  • 原案 ・ 監督 : 王也民(ワン・イェミン)脚本 : 山田あかね アニメーション : スタジオ4℃
  • 音楽 : ショーン・レノン 音楽プロデューサー : ZAK
  • 製作 : ムービーアイ・エンタテインメント+ピクニック+衛星劇場+Chun Ji Yun Media Co.
  • 2008年7月12日、シネマライズほか 全国順次ロードショー!
  • 闘茶公式サイト: http://www.tea-fight.com

 
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