三峽への小旅行
台北市の南西約20kmに位置する小さな町、「三峽」(サンシア:日本語ではさんきょう)。台北からバスで1時間半ほどで行けるから、ちょっと時間ができた時の小旅行にぴったりの場所です。ここのみどころは、小規模な廟ながら精巧な彫刻が有名な「祖師廟」、レトロな建物が残る「老街」。散策しても疲れないし、のんびりとした時間が味わえるし、日本人観光客もほとんどみかけない場所へ出かけてみませんか?
◆三峽へのアクセス◆
台北から
702・703番<中国語ページ>中華路北站-捷運江子翠站-捷運新埔站-土城-三峽
(台北客運:6時頃~21時頃、20~30分間隔で運行、大人45NT$)
新店から
新店-三峽<中国語ページ>
(台北客運:5:30~20:00)
板橋から
板橋-新荘-三峽<中国語ページ>
(台北客運:8:00~16:30)
桃園から
桃園-鶯歌-三峽<中国語ページ>
(桃園客運:1時間~1時間半に1本運行、大人30NT$)
◆三峽の簡単な説明◆
三峽の名前の由来:三角湧渓、六{山の下に科}嵌、横渓の3つの川が交わるところだったのでかつては「三角躅」と呼ばれていました。後に「三角湧」に代わり、日本統治時代に現在の「三峽」に改められました。
日本軍の台湾上陸が始まると激しい抗日運動が起こり、これに怒った日本軍が祖師廟はじめ家屋などを焼き払い、町は焼け野原のようになったことがあります。生き残った住民も山などに逃げ込んだりしたため町はさびれてしまったのですが、日本人による統治が落ち着いてくると町に人も戻り始め、三角湧から三峽に町の名前も変わり、新しい生活が始まったそうです。
現在は、祖師廟を観光資源とし、台北から近い小さな観光地として名前が知られています。近くには陶磁器の町・鶯歌があるため、鶯歌を回ってから三峽まで足をのばす人も多いようです。
■祖師廟へ行く
■老街(民権路)へ行く