1年以上前(2004年12月28日に開通)になりますが、香港のお隣の深センにも地下鉄ができました。深センの地下鉄の様子と、地下鉄を使って気軽に行くことのできる美味しいレストランを紹介します。
地下鉄のおかげで深センをあちこち探検できる!
|
羅湖商業城と深セン駅の間に、広場があります。この下が、地下鉄羅湖駅。 |
治安の決していいとは言えない深セン。これまでは、深センに行くといったら徒歩でまわれる
羅湖商業城周辺で終わりという方も多かったのではないでしょうか?
|
このビルが、羅湖商業城。 |
しかし、現在は
深セン地下鉄のおかげで、治安の気になるバスやタクシーに乗らずに市内のあちこちに楽に行けるようになりました。これまでと同じく注意は絶対必要だと思いますが、地下鉄を利用して急激に発展している深センの街中を少しだけ歩いてみるのも旅の思い出になりますね。繰り返しますが深センは中国都市部の中でも治安が悪いほうですので、私が気をつけている
深センでの注意事項をじっくり読んで、充分に気をつけて行ってください。
深セン地下鉄のチケットはコイン型
深セン地下鉄は駅構内や電車がまだまだ新しく、気持ちよく乗ることができます。地下鉄乗車には、
ICチップ内臓のコイン型のもの、もしくは香港の
オクトパスに似た「深セン通」というカードがあるのですが、観光の場合はコイン型チケット利用になるでしょう。
|
改札も、香港の新しいタイプの改札とそっくり! |
コイン型チケットは、自動券売機ではパネル上の行きたい駅を先にタッチしてから購入します。有人チケット売り場でも購入できますが、中国語ができない場合は行き先や枚数をメモしてそれを渡したほうが早いでしょう。運賃は2~5RMBです。コイン型チケットは、改札をはいるときはセンサー部分に置くとゲートが開き、改札をでるときには回収されます。
深センのテーマパークに行くのに便利
深セン地下鉄には深センを
東西に走る1号線と南北に走る4号線のふたつの線があります。地下鉄を使って行くのに便利なのが、深センにいくつかあるテーマパークです。たとえば、世界各国の名所をミニチュアで再現している
世界の窓へ行くなら「世界之窓」駅、中国の少数民族を知るのに最適な
中国民族文化村へ行くなら「華僑城」駅です。タクシーやバスと違い渋滞がなく、地下鉄1本で行けるので迷うこともないですね。
オススメは、高級ショッピングモール内の紹興料理レストラン
|
咸亨酒店入り口 |
深センにはショッピングモールもたくさんあります。たとえば、「大劇院」駅の巨大ショッピングモール
萬象城や「国貿」駅と直結の高級ショッピングモール
金光華廣場など。金光華廣場へは、香港側から深セン側に
KCRを使って行った場合、羅湖のイミグレから徒歩20分ぐらいで行くことも可能です。羅湖駅から国貿駅までの地下鉄1駅分だけですが、地下鉄を使ったほうが迷わずに行けます。今回は、金光華廣場の7階にある紹興料理レストラン「咸亨酒店」を紹介します。
|
紹興名物の烏干菜燜肉(少なめの「小」28RMB)。東坡肉に似ているお肉と干して発酵させた野菜の煮込み。シンプルなパンに包んで食べると絶品! |
魯迅の故郷である浙江省紹興市の「咸亨酒店」が、深センにも支店を出しました。北京や上海にも支店があり、特に上海には何店舗もあります。こちらでぜひ試してほしいのは紹興酒。半斤(中国では約250g)で19RMBからと、気軽に飲むことのできるものです。気に入ったら、おみやげに1本、2本と買って帰ることもできますよ。また、料理は比較的日本人の口に合うと思われるしょうゆ味の料理や薄味の料理、そして紹興酒に合う料理が多いのでオススメです。
【DATA】
咸亨酒店住所 深セン市羅湖区人民南路金光華廣場七樓
電話 0755-82611777
※1RMB=約15円(2006年2月現在)
【関連リンク】深セン地鉄 SHENZHEN METRO
AraChina中国旅行ニュース「深セン地下鉄1号線、4号線12月28日試運行開始」
帝国BODYの部屋「香港旅行日記 深セン地鐵ガイド」
エクスプロア深セン「深セン地下鉄に乗ってみよう!」
All About 香港「いろいろ楽しめる広東省」
All About 香港「深センで中国茶 vol.1 龍井茶を買いに深センへ」
All About 香港「深センで中国茶 vol.2 素敵な茶器で中国茶を飲もう!」