文章:森谷 雄(All About「ハワイ」旧ガイド)
「ハワイアンウエディングを希望する花嫁さんの多くは、最初の時点では、漠然と"ハワイ挙式をしたい"というお気持ちだけで、"何をどういう風にしたい"という具体的な要望をお持ちでない場合も多いですね。」とおっしゃる『プリンセスモールウエディング』のプランナー、Mitsuyoさん。ハワイアンウエディングのプランニングの第一歩は、式場を決定し、予約を確定することから始まるのだそう。そこで、挙式準備のスタート時期と式場選びのポイントをMitsuyoさんに教えていただきました。
ハワイ挙式の準備は、1年前からがベスト
ハワイ挙式の場合、多くの教会が1年前からの予約を受け付けており、人気の教会は、驚くほど早くに埋まってしまうこともあります。まずは、「式場を決定し、予約する」、これが先決でしょう。教会の予約を無事に入れることができたら、それに付随するものは、半年前くらいから進めて行けば大丈夫なことがほとんどなので、どうしても譲れないお日にちや時間帯、教会の御希望がある方は1年前から、それ以外の方は、できれば半年前には準備がスタートできると理想的だと思います。
式場選びで気をつけたい churchとchapel
オアフ最古のチャーチ カワイアハオ教会 |
ハワイ挙式における「チャーチ」とは、その名の通り、日曜日には礼拝が行われ、信者さんによって支えられている場所を指しますが、「チャペル」は結婚式専用につくられた商業用の建物で、言わば教会風結婚式場といったところ。営利目的で建てられている建物のため、チャペルを管理する業者の制約があり、自分の使いたいオプションが使えなかったりと、オリジナリティー溢れるウエディングを希望の方には、現状では不向きと言えると思います。
また、教会挙式であれば、再びハワイを訪れた際に教会を自由に訪ねることができ、他の方が挙式をされている時にも、後ろの席に座って自由に見学できるところもあります。しかし、チャペルの場合は私有地のため、立ち入ることさえも難しくなるのです。
もちろん、お二人がこのことをきちんと理解した上であれば、どちらで挙式をされても全く問題はないのですが、チャーチとチャペルが混じって候補に上がっている場合などには、何を基準に挙式される場所をお選びになっているのか、ロケーションを第一に挙式される場所を選びたいのか(たとえば海が見える場所など)、それとも、歴史や由緒など重みのある神聖な場所で挙式をされたいのかをお二人ときちんとお話をして確認するようにしています。
<プランナーが本音で語る ハワイ挙式・成功の秘訣>